こんばんは。


最近、性暴力や虐待、家族内での殺人等のニュースが毎日のように流れています。


デートDVやDVの未然防止教育をしている身としては、悔しいですし、色々と気になる点が多いです…


事件を防げなかったことや被害者に対しての無理解な報道の仕方、


周囲の反応なども二次被害になっていることも多く、とても苦しく感じます。


特に児童虐待の事件について。


児童虐待がおこる背景には必ずと言っていいほど夫婦のDVがあるもの。


そこに対する理解や介入が不足していなかったか?という点で、


もう二度と同じことを起こさないと誓い、自治体の対応を改善できるよう見直してほしいと思います。


それはこのエリアの自治体だけではなく、もし万が一自分の地域に虐待がおこったときに、


本当に今の体制で子どもたちを守れるのか?


子どもを被害者にさせないために、親を加害者にさせないために、


本当に十分な取り組みができているのかどうか。


真剣に考え、不足していると思うなら対策を実行してほしいと願います。


さらに今後の裁判でDV被害の影響に配慮したうえで、DVの専門家たちの意見や助言を尊重しながら裁判が行われるかどうか。


裁判員裁判になった際の司法関係者のDVの無理解による説明により、裁判員がDVを軽視した判断をくだすことがないだろうか。


個人的にはそういった点が心配であり、注目したい点です。


DVの理解や気づきがすすまないからこそ、加害者は減りませんし、被害者は減りません。


そして被害者が支配され続けることで結局は加害者になってしまう。


子どもの命を失い続けています。


行政は、DVを理解し、人員配置、予算の増額など含め、本気で対策をしてほしいと心から願います。


さらに芸能界の性暴力の多さ。


政治家たちの裏金問題とその問題に対する当事者たちの姿勢や対応。


そういったニュースを日々目にして、

女性蔑視や権力と支配が蔓延っている社会の構造にいやな気持ちにさせられます。


さらに、被害者意識が強く、話し合いができず勝ち負けにこだわるので裁判で争いたがる姿勢や、


責任転嫁や嘘、事実の矮小化によって、責任から逃れようとする姿勢など…


男性の芸能人や政治家たちの行動が、


私にはDV加害者の行動と共通しているように見えてしまって、


日本人の男性に社会が刷り込んできた有害な男らしさの深刻さや、


対等や尊重ではなく、力で支配する価値観の根強さに、


なんだかとっても苦しくなります。


今の若者や子どもたちが、同じような大人にならないように。被害にあわないように。


デートDV防止教育で一人でも多くの若い人たちに、


支配することではなく、

有害な男らしさではなく、


自分として生きること、

対等で平等、尊重しあえる関係性を


伝えていくことをしていきたいと思っています。


今日も読んでくださりありがとうございます。