こんばんは。
最近は大分県も雨が降ったり止んだりで安定しないお天気が続いています。
コロナの感染者も増え、濃厚接触者も増え、社会のインフラにも色々と影響が出ているようです。
この先どうなってしまうんだろうと不安に思うこともありますが、
とにかくそんなときは今の自分に集中し、自分がこうやって元気に生活を送ることができることを、とてもありがたいと思うようにしようと思います。
健康で安心して暮らす。
これが基本で当然の権利ですが、どうしてもDV家庭にいるとそれが脅かされた生活を送ることが普通になってしまいます。
たとえばお子さんのいる家庭。
夫婦がDVを子どもがいる前で行うと面前DVといって、児童虐待(心理的虐待)となります。
そもそもDVというのは、関係性の問題なのでその家庭に子どもがいるということ自体が児童虐待だと私は思います。
そういった養育環境で子どもが育つことは、その子どもの人格形成に大きな影響を与えます。
すでに研究により面前DVやマルトリートメントなどが、子どもの脳に影響があることだと示されています。
参考:公益社団法人 日本心理学会「体罰や言葉での虐待が脳の発達に与える影響」著:福井大学子どものこころの発達研究センター 友田明美教授
私も親のDVを見て育ちましたが、当時はまだDV防止法すらなかった時代。
今同じことがあれば、警察に届け出たりすれば児童虐待として通告されます。
私は父親から母親に対するDV、面前DVの暴力のシーンは記憶にはっきりと残っていますし、
逆に記憶から消すように曖昧になっていたり、その時期だけ記憶がなかったりすることもあります。
これまで言葉の暴力も受けてきましたが、罵倒されたり屈辱的な言葉を吐かれてきましたが、
とても記憶に残っていて、思い出すと辛さや怒りを感じることもあります。
幼いなか被害にあっている子どもたち、そのような子ども時代を過ごされてきた方は、過酷な状況のなかを本当によく生き抜いてこられたと思います。
被害の渦中にいるとき、被害から逃れたあとも、こころの傷は適切なケアがなされないといけませんが、多くの方がおそらく適切なケアを受けられずに大人になっているのではないかと思います。
親にしっかり甘える時期に甘えてこられなかった、
親の抱えている問題(親の暴力被害の傷つき、貧困、病気、借金など)など、自分が何とかしなくちゃと引き受けてきた、
親の機嫌をうかがいながら、親に喜んでもらえるように、頑張ったり、行動するようにしてきた…
子ども時代をしっかりと子どもとして自由に自分のことに集中して生きることができず、
親が子どもに頼ったり甘えたり、子どもが親を支える、本来なら親がすべき役割を自分が担ってきた方もいらっしゃると思います。
大人になってとても生きづらい、親との関係性に悩んだり、またパートナーとの良好な関係性の築き方がわからない…
そういった自分と向き合うことも段々と増えてきて、とても辛く感じることもあると思います。
まずは傷つきから回復するために、安全で安心できる場所に身を置くことが大切です。
そして、できればカウンセリングなどを通して傷つきを回復させてほしいです。
自分で自分を大切にしてほしいです。
私も、被害を受けてきた過去は変えられないけど、その分生き抜いてきた強さや、苦しさや辛さを今は感じることができると思っています。
それが誰かの支えになるといいなと思います。
デートDV防止教育を通して、色々な環境で過ごすお子さんたちに、早い段階で正しい知識をお届けしたい。
私も自分の被害経験と向き合いながら、この社会が少しでもよくなるように、一つ一つ自分にできることを積み重ねていこうと思います。
今日も読んでいただきありがとうございました。


デートDV防止講座とは??
対等で平等な関係性、お互いを尊重しあう関係性を築くための現代の子どもたちに必要な人権教育、DV未然防止教育、ジェンダー平等教育、性教育など包括的な内容の人権教育です。
DV、デートDV、性暴力、ハラスメントなど暴力の加害者にも被害者にもならないために提供しているプログラムです。
お申込み先は??
アウェアのデートDV防止講座は全国に実施者がいます。
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