ここ数回、アドラー心理学の知見をシェアしております。
原因論と目的論について綴ってきましたが、お子さんの不登校について悩まれている親御さんの中には、
「私の育て方が悪かったから、、、。」
と原因論の立場からご自身を責めていらっしゃる方が多いと感じています。
前回のブログでは、原因論の根拠となる「過去」は、必ずしも客観的事実ではなく、
目の前の人に「私はこういう人間です」と認識してもらうという目的を果たすために、
選択的に回想される主観的事実、物語のようなものであると綴りました。
他者に対して過去を物語るとき同様、
私たちが頭の中で自分の過去を回想するときも、ある目的を持って思い返しているのではないか?
今回はそんな話を綴って参ります。