アドラー心理学について綴った「嫌われる勇気」という書籍があります。
初めて読んだときとても衝撃を受けました。
やや難解な本なので一度では咀嚼しきれず通算で三回くらい読みました。
アドラー心理学の考え方に目的論というものがあります。
人が何かの問題に悩んでいるのは、過去の何かが原因なのではなく、
それによって何かの目的を果たすため、というのが目的論の言わんとするところです。
不登校で悩まれる親御さんは、「自分が悪かったから」と原因論でご自身を責められている方が多いですが、
子どもたちがその振る舞い(不登校、夜遊び、家庭内暴力など)をするのは何のためか?という目的論の立場をとることで、
今まで見えなかったものが見えてくる場合もあるように思います。