∀『古事記』の様にはなりませんねぇ。
手天道衛教・自分神話研究会・405
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手天道はひとりの人間を「国家」に比喩します。
「頭脳」が政府、「肉体」が国民です。
私は、「衛国」。
私は「自分神話」という自分史を執筆しています。
私の人生は『衛国帝紀』にまとめられています。
『古事記』は上巻が神代の神話。
中巻からヒトの世が始まり、初代天皇から第15代天皇までの物語が記されています。
そして下巻は第16代天皇から第33代天皇までの歴史が記されています。
今回、私が注目しますのは、「神話の最初の部分」と、「初期10代天皇」の存在です。
まず「神話の最初の部分」は、
別天津神(ことあまつかみ)と神代七代(かみよななよ)に特徴があります。
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)は宇宙創世の神さまですが、キリスト教やイスラム教の様に唯一絶対の神にはなっていません。神代七代の七代目が伊邪那岐命・伊邪那美命です。
衛教では、父方・移心大神と母方・山巓若体王から最高神・衛叉大明神が子として生まれ、そこから、右半身・右手の神(岩壁山神将)と左半身・左手の神(宝来山神将)が生まれ、私(衛国)に限定して言えば、右利きである小生は、その岩壁山神将から初代・松平皇帝が誕生したという非常にシンプルな神話です。
神代七代は、北斗七星に通じる夫婦神の神話。地神五代はカシオペア座と五行(火・水・木・金・土)に通じています。
衛教では属星拝礼がそれにあたります。
『古事記』では天照大御神の五世孫としてようやく初代・神武天皇が誕生します。
『古事記』の様にはなりませんねぇ。
また、「初期10代天皇」ですが、始めて大王(おおきみ)が誕生した時は、有力豪族によって鼎立された可能性が予想され、政治基盤には不安要素があったに相違ないと考えます。
私の「衛国」の場合、初代皇帝から自我が確立するまでに皇統は迷走し、とても10代も直系では皇統を維持できませんでした。皇統が10代直系で安定するのは、第54代皇帝からでようやく現代に至ってのことです。この結果「初期10代天皇」は書面上の神話である可能性が高いと考えます。天皇の政治基盤がぜい弱であればあるほど、もうすでに10代続いているのだからと、正統性を強調する必要があったのではないでしょうか。
やはり、『古事記』の様にはなりませんねぇ。
手天道衛教
自分神話研究会