荼枳尼大神稲荷祝詞奏上

手天道衛教・自分神話研究会・74

キリカク。

【荼枳尼大神稲荷祝詞奏上】(だきにおおかみ・いなりのりとそうじょう)

「掛巻(かけまく)も恐(かしこ)き、稲荷大神(一拝続ける)、命婦大神の大前に、恐み恐みも白(まお)さく。(一拝直る)

朝(あした)に夕(ゆうべ)に勤しみ務(つと)むる家の産業(なりわい)を緩(ゆる)ぶ事無く怠(おこた)る事無く、彌(いや)奨(すす)め奨め賜ひ、彌助けに助け賜ひて、家門(いへかど)高く令吹興(ふきおこさしめ)賜ひ、堅磐(かきわ)に常盤に命永く、子孫(うみのこ)の八十連属(やそつづき)に至るまで、茂(いか)し八桑枝(やぐわえ)の如く、令立槃(たちさかえしめ)賜ひ、家にも身にも狂神(まがかみ)の狂事(まがごと)不令有(あらしめたまはず)過犯(あやまちおか)す事の有らむをば、神直日大直日(かむなほいおおなほい)に見直聞直座(みなほしききなほしまし)て、夜(よ)の守り、日(ひ)の守りに守幸(まもりさくはえ)賜へと恐み恐みも白(まお)す。」(拝礼)※祝詞の文字表記には諸説があります。

「吾は二十番目の神、朱角(しゅかく)として稲荷神群・荼枳尼大神(ダキニのおおかみ)をご祭祀奉らん。急急如律令。ナマハ・サマンタ・ブッダナーン・キリカク・スヴァーハー。」(一拝)

 

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