勝手に週末映画批評 Vol.28 | ReLife's Life

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福岡県の西新に2014年11月22日にオープンした学生向け不動産、株式会社ReLife。ここではスタッフ三人が日替わりで各々の趣味全開の自己満ブログを展開していきます。

こんにちは!金曜担当の山本です!

先日、23年間生きてきて初めて「合コン」というものに参加してきました。

私が日頃通っている美容室のオーナーが、4月にOsteria Jiorni Verde(オステリア・ジョルニ・ヴェルデ)という飲食店をオープンし、そこのイケイケ料理長のセッティングにより今回の合コンが実現。

私の合コンに対するイメージは「王様ゲーム」「お持ち帰り」であった為、当日は期待と期待、そして期待を胸にミント系のガムを三つまとめて噛みながら会場に向かいました。

息をリフレッシュし玉木宏を装う下心満載の私。

神様はそんな下劣で卑猥な私をちゃんと見ていたのでしょう。

一得点も挙げることなく試合終了しました。

シンガポール戦のハリルジャパンどころの騒ぎではありません。

後ろでボールを回していたらいつの間にか試合終了のホイッスルが鳴っていました。

アディショナルタイム(二次会)なども無くお開き。

少しほろ苦い形で試合を終えましたが、課題を見つけて修正し、今後の戦いに活かしていきたいと思います。


さて、そんな合コン童貞を脱した山本が今回ご紹介する作品は...
























ドンッッッ!!!!


「チャッピー(原題:Chappie)」

でございます。


まずは予告動画からどうぞ。




~あらすじ~

2016年、南アフリカ共和国。政府はヨハネスブルグでの高い犯罪率を抑える為、兵器メーカーの大手であるTetravaal社の対犯罪者用ロボットを導入していた。そのロボットの開発を手掛けたデオン・ウィルソン(デーヴ・パテール)はある日、より完璧な人工知能(AI)のソフトウェアの開発に成功する。しかし、彼の上司であるミシェル・ブラッドリー(シガニー・ウィーバー)はその人工知能の起動実験に反対した為、デオンは工場から黙って廃棄予定のロボットを拝借し、実験を試みようと自宅に車を走らせるが、その道中、彼は対犯罪者用ロボットを牛耳ろうと目論むギャングに攫われてしまう...。











今、話題?の「チャッピー」を先日観てきました。

こちらも大きな期待を胸に劇場まで足を運んだわけですが、何故そこまで私が「チャッピー」に期待していたか。

それはもう2009年に公開(日本では2010年に公開)された「第9地区(原題:District 9)」が面白ったからでしょう!



「第9地区」では、かつて南アフリカ共和国で行われていたアパルトヘイト政策を反映させていたストーリーでしたが、今回の「チャッピー」もそんなニール・ブロムカンプ節が炸裂している作品ではないかと。(第9地区ほどわかりやすくないかもですが。)

人工知能を搭載されたチャッピーは、起動直後は赤ん坊と同じように何も知らない状況から始まるんですよね。

で、周りの環境に影響されたり、周囲の人間の教育によって成長していくわけですが、そんな赤子同然のチャッピーにギャング達は「銃を持って戦う」ことを教え込もうとするわけです。

それは幼い頃からライフルを持たされ前線で戦わされる少年兵達を暗に表しているのではないかと。

いや、完全に私の勝手な解釈なんですがね(笑)

何も考えずに観るのも楽しいのですが、観ている作品が伝えようとしていることであったり、何かの隠喩や暗喩、鼻につく言葉で言うとメタファーを読み解いてみたり、そんな感じで鑑賞するのも楽しみ方の一つかもしれません。(中身がすっからかんの映画ももちろんある)


さて、今回この「チャッピー」を語る上で欠かせないのは、やはりチャッピーの声とモーションキャプチャーを担当したシャールト・コプリーの存在でしょう!

第9地区の時は絶妙にイライラする役柄を主演として好演していましたが、今回のチャッピーも素晴らしかった。

喋り方や声のトーン、速さに至るまで計算してんじゃないかってぐらいこちらの感情を揺さぶってくるんですよ。

私、予告の時点で涙腺爆発しそうでしたからね。

こればかりは観て聴いて頂かないとわからないと思うので、週末はぜひ劇場に足を運んではいかがでしょうか。

あえて酷評するところがあれば、ラストの強引なロボコップ的展開とオリジナル作品にはあったシーンが日本版ではカットされているところかな...。




では、良い週末を。。。