役所広司さん主演の
「perfect Days」
と言う映画をご存知ですか?
「ベルリン・天使の詩」や「時の翼にのって」
など、天使を題材にした映画や、数々の素晴らしい作品を生んでいる監督が、日本を舞台に作られた映画です。
私も早々に観に行ったのですが、予想以上のお客さんの数で、なんだか嬉しくなりました。
観ていただくとわかるのですが、この映画は、ほぼ、何も起こりません。
一人の男性が、日々を過ごしていく、それだけの映画です。
なのに、観終わった後はえもいわれぬ幸福感や、暖かさに包まれているのです。
監督さん、この作品に魔法をかけたな。と思います
人は皆、特別な存在になりたかったり、何かすごいことを成し遂げたいと言う気持ちが、少なからずありますよね。
でも、本当は、毎日を丁寧に過ごし、小さなことや命に喜びを感じ、今日も幸せだったな、と思って床につく。
これってなかなか、できるようでできないこと…。
常に人や事象をジャッジしたり、不平不満を世の中に抱いたり、してしまいがちです。
ただ、丁寧に生きること。
今日、今を大切に生きること。
幸せは、そこら中に見つけられること。
この作品は、そんな大切なことを教えてくれているように感じました。
一旦は公開終了したものの、動員数が多いため、2月2日から再上映されるようですよ
ご興味がある方は、ぜひご覧になってくださいね。