篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日はセイコーをご紹介します。

あの時計のセイコーです。

 

創業は1881年、今年で143年になります。

老舗です!

 

服部金太郎氏が

「誰もが正しい時間を

 知ることのできる世の中にしたい

と服部時計店として始まりました。

 

10代目までは同族会社で、

現社長は叩き上げの方が担っています。

 

社員数は連結で11,843名にもなる

大きな会社です。

 

1892年に精工舎を設立し、

壁時計の製造を開始しました。

 

1913年に国産初の腕時計を発売、

和光は1947年に小売部門が独立した会社です。

 

1968年世界初の家庭用クオーツ掛時計を発売。

1969年世界初のクオーツウオッチ(腕時計)を発売。

1970年世界初のC-MOS IC搭載

クオーツウオッチを開発。

1973年世界初の6桁表示デジタルウオッチを発売。

1988年世界初の自動巻発電クオーツを発売。

1999年世界初のスプリングドライブウオッチを発売。

2012年世界初GPSソーラーウオッチを発売。

 

世界初のオンパレードです!

 

それだけではありません。

1971年に女性初の「現代の名工」を輩出し、

その後26名も続いています。

 

1977年には技能五輪世界大会で優勝し、

その後も7名の優勝者を出しています。

 

翌1987年には別の方が

技能五輪全国大会で優勝し、

その後も8名の優勝者を出しています。

 

開発する力と造る力の両輪です!

 

「常に時代の一歩先を行く」

という創業者からの会社の在り方が

社史に現れています!

 

テレビCMも精工舎が最初で、

CMにより見ている人たちに

正確な時刻をお知らせしました。

 

<コーポレートメッセージ>

時代とハートを動かす

 

<パーパス>

革新へのあくなき挑戦で、

人々と社会に信頼と感動をもたらし、

世界中が笑顔であふれる未来を創ります。

 

「これまでになかった

 技術・製品・サービスを生み出すために

 常に挑戦します。

 社会課題を解決することで、

 世の中に貢献して、

 ステークホルダーに信頼と感動を与え、

 笑顔であふれる未来を創ります。」

と続いています。

 

<企業理念>

社会に信頼される会社であること 

 

「常にお客さま本位の姿勢を大切にし、

 質の高い商品・サービスを提供します。

 

 お客様に育てられた

 Seikoブランドの価値をさらに高めます。

 

 経営の透明性・公正性を一層高め、

 環境への配慮に努めます。」

と続いています。

 

この企業理念は創業者である金太郎氏が

「信頼と約束を何よりも重んじる」

ことからきているのでしょうか。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

『到知』に『黄金の刻小説服部金太郎』

を著した楡周平氏による

「服部金太郎の生き方に学ぶ」

という記事がありました。

「災難をことごく福に変えた」方

のようです。

時計修理を教えてくれたお店が

倒産した時に

自分の貯めていた給金を渡したり、

自分の工場が全焼した時に

一般従業員を解雇したのに

火事から復旧の作業を手伝ってくれたり、

深い信頼関係を結んでいった在り方が

綴られていました。

「何か意味があると思って、

 希望を抱いて歩き続けること」

という示唆に続いて

「その経験がどういう意味を持つかが

 すぐに分かったらつまらない」

という楡氏の考え方も素敵だと思いました。