篤です。
企業理念のブログにようこそお越しくださいました。
ありがとうございます。
企業理念から応援したい会社を見つけたり、
世の中を支える会社をご紹介したりしています。
今日は喜多八時雨本舗をご紹介します。
喜多八時雨本舗は三重県四日市市にある、
時雨の製造販売をしているお店です。
創業は1877年、今年で147年になります。
老舗です!
現在5代目の同族会社です・・が、
この5代目の情報は17年前に遡るようなので、
もしかしたら6代目に
承継されているかもしれません。
社員数は7名ほどの小さな会社です。
<企業理念(使命)>
三重北勢地区の食文化の「しぐれ」を
後世に伝えていく
「しぐれ」は時雨と書きますが、
佃煮との違いはご存知でしょうか。
HPに詳しく載っていました。
「佃煮」は大坂・佃村から
徳川家康に移住を命じられて
江戸の佃島に移った人々が
最初に作ったもの。
大釜に大量の醤油を入れ、
そこに大量の魚などの原料を入れて
長時間ぐつぐつと煮詰めて作られます。
「時雨」の由来は諸説あり、
製法は大釜に大量のたまり醤油を入れ、
そこに浮くだけの蛤を入れ
短時間でさっと煮あげて作られます。
この「醤油」と「たまり醤油」も
根本的に異なるもので、
「たまり醤油」は
東海地方だけで生産されていて
原料は大豆100%で
こくと旨みが特徴のもので、
原型はお味噌の製造過程で
桶の底にたまった汁のようで、
そのため「たまり」という名称のようです。
佃煮と時雨の違い、
醤油とたまり醤油の違いなど、
知らないことを知ることができました。
<コーポレートメッセージ>
伝統の味を守り続けて百三十年・・・
三代目・四代目・五代目と受け継がれた味は、
昔ながらの手作りのさせる業
お客さんからの
「昨日のしぐれ最高だったよ」
という声を聞くのが一番嬉しい。
もっとうまいものをつくってやろう、
もっとあの人の望む味を
考えてやろうじゃないか。
旬を感じながら・・・
時代を感じながら・・・
精魂込めて丹念に仕上げた“しぐれ”
心ゆくまでご賞味あれ
最後まで読んでくださいまして、
ありがとうございました。
「時雨」の由来です。
・1616 年烏丸大納言光広が
桑名の焼き蛤を賞味した時読んだ句から
「時雨蛤」と呼んだ。
・松尾芭蕉の門弟の各務支考が
初冬10月の「時雨」の頃が一番美味しいので
「時雨蛤」と命名した。
・さまざまな風味が口の中を通り過ぎることを
時雨が一時的に降る様子に見立てた。
・短時間で仕上げる調理法が時雨に似ている。
などの説があるそうです。
娘の結婚にあたり両家顔合わせで
お土産として頂きました^^
130年以上もご縁が続きますように。