篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日は多鹿治夫鋏製作所をご紹介します。

 

レタスクラブに

「おいしいごはん作りに欠かせない! 

 料理研究家枝元なほみさんが愛する

 キッチン道具7選」という記事があり、

そこで紹介されていた

「ズビビビッ!と切れ味抜群 

 洗いやすいキッチンばさみ」

を製造販売しているのが多鹿治夫鋏製作所です。

 

多鹿治夫鋏製作所は兵庫県小野市にある、

鋏の工房です。

 

創業は1938年、今年で86年になります。

 

現在4代目の同族会社です。

登録商標は「竹二作」です。

 

<コーポレートメッセージ>

伝統の技で鍛え上げた「竹二」の播州ラシャ切り鋏 

 

「より多くの方に

 鋏を知ってもらう・使ってもらう取り組みの一つ」

として「TAjiKA」ブランドを立上げています。

 

<企業理念(TAjiKAの想い)>

道具としての鋏「+α」を感じてもらえること 

 

「置くだけでも存在感のあるモノ」

「使い続けることで変化を楽しめるモノ」

「手作りならではの一つ一つ違う風合いを持つ

 あなただけのモノ」 

 

枝元なほみさんが愛用しているキッチンばさみは、

KITCHEN SHEARS(separate)で、

多鹿治夫鋏製作所の製品一覧では出てきません。

TAjiKAの製品です。

 

独特のフォルムで、

分解してネジの下も洗える

衛生的な構造のステンレス製の鋏です。

 

多鹿治夫鋏製作所の製品は

昔ながらの製法で、

鉄から成型して研いでいく、という工程で

一丁ずつ丁寧に作り上げているものです。

 

TAjiKAの製品も一点物の手造りです。

 

切れ味はもちろんのこと、

フォルムだけでなく、

切れる時の音や

金属同士の立てる音にもこだわっています。

 

「”TAjiKA”は、

 ハンドメイドならでは

 といえる独特の風合いと、

 アンティーク鋏のような優美なデザイン、

 そして申し分のない

 気持ち良い切れ味をあわせ持った、

 こだわりの一品に仕上がっている」

とありました。

 

多鹿治夫鋏製作所は

専門家が使う特殊な要求に応える鋏なのに対し、

TAjiKAは品質・機能・デザインの良さ・

こだわりを伝えるための在り方です。

 

「価格と手軽さ」だけの大量生産の鋏とは

一線を画す「こだわり」を

手にすることができます。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

職人さんが造り出す素晴らしい品々は、

安価な大量生産、

海外からの輸入品に圧されています。

四代目は、そういう品を提供するところや

消費者側の問題ではなく、

職人側にも「いいものはいい」という

格別感を伝える努力が足りなかったのではないか、

と考察していました。

「わかる人にはわかる」とか

「決定的に性能が違う」となっても、

専門的に使用するのでない限り、

その違いは「必要」ではなくなってしまいます。

ところが、使ってみれば

「これでなくては!」という愛着や、

その素晴らしさに手放せなくなるのです。

そこに至る道程が難しいのだと思いました。

枝元ほなみ氏の推す鋏も、

独特のフォルムなのに

製品一覧になかったので焦りました。

見つけられてよかったです^^