篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日は東屋をご紹介します。

 

JCBの『THE PREMIUM』で

「姫フォーク」が紹介されていて

興味を持ちました。

 

東屋は東京都渋谷区にある

職人技をこの世に残す仕事

をしている会社です。

 

創業は1997年、今年で27年になります。

 

<企業理念(事業目的)>

手工業の振興 

 

誇りと心意気を感じます。

 

東屋の製品を手掛けているのは、

坂見工芸です。

 

坂見工芸の創業は1964年、

今年で60年になります。

 

坂見工芸の創業者である坂見栄一氏は

元々京都の金工の家の出自で、

家系図を辿れば30代ほど遡れる一族

とありました。

 

親も兄弟も親戚も皆、

金工だそうです。

 

金・銀・銅・鉄・真鍮など

様々な金属を加工する工場ですが、

主には茶道具と仏具を扱っています。

 

銘を入れなくても

誰が造ったのかわかる世界だそうで、

職人技の凄さを感じました。

 

これは「工房探究」の頁に

語られているのですが、

是非読んで頂きたい頁です!

 

「ものには、工夫していいものと、

 絶対にそういうことをしちゃ

 いけないものとがある」

というところでは鳥肌が立ちました。

 

経営における企業理念の在り方も

同じだと思いました。

 

坂見氏は「これがいいね」と

言ってもらうことを軸として、

東屋からの日用品をつくる仕事に対して

「毎日手を動かせるし、

 商売も成り立つし、

 若手の修行にも、

 技の継承にもなる」

という意味を感じて

「じっくりやってきた」とありました。

 

東屋の「ご挨拶」には、

人の営みに寄り添う「もの」について

様々な場面から定義していて、

「東屋が求め、目指すのは、

 そういう『もの』と、『

 もの』を作り出す仕組みの創造」

とありました。

 

そして

「朝、目覚めてから、夜、眠りにつくまで 

 たくさんの『もの』と心地よく調和し、

 豊かな時を過ごすことができるように」

という願いが続いていました。

 

この一文から、

雑に生きることを反省すると共に、

「あればいい」という

「もの」の在り方とは

異なる次元を感じました。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

若い方たちが

職人技の世界を現在に生かす形で

どんどんプロデュースしています。

「能作」も

「神戸マッチ」も

「二上」も、

至るところでこういう活動を

目にするようになりました。

時代の変化を感じます。

豊かに、豊かにと

「安価で大量」のモノで

溢れかえった世の中に、

違う世界観を与えてくれています。

職人技の「もの」には

静けさを感じるのは

どうしてなのでしょう。

とても心地いいです。