篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日は高津堂をご紹介します。

 

高津堂は広島県廿日市市にある、

もみぢまんじゅうの元祖です。

 

創業は1906年、今年で118年になります。

 

「紅葉形焼饅頭」を完成させて

販売を始めた年ですが、

それ以前から菓子職人としてあったので、

本当の創業はもっと前になると思われます。

 

現在三代目の同族会社です。

社員数は不明です。

 

HPにある「もみぢ饅頭の歴史」は

一つの物語です!

 

もみぢ饅頭の

三代に渡る歴史が語られています。

 

初代の作るもみぢ饅頭は、

日が経っても固くならず、

もちもちと柔らかく食べられると評判で

行列が出来る程の人気だったそうです。

 

けれども初代の職人気質は

一子相伝ならまだしも

「技は盗め」という考え方のため

二代目はうまく継承できず、

初代のもみぢ饅頭の味を

汚してはならない

と作るのを止めてしまったそうです・・・。

 

三代目は

なんとしても初代のもみぢ饅頭を

と研究し、

2009年に復活させて現在に至ります。

 

今でも1人1人のお客様に

喜んで頂けるように

1つ1つ、心を込めて

「もみぢ饅頭」を手焼きしている、

とありました。

 

<企業理念(推定)>

「美味しい」と喜んで頂けるもみぢ饅頭を

これからも心を込めて作り続ける 

 

ネスレ日本とのコラボ商品で、

「キットカット ミニ 

 高津堂 元祖もみぢ饅頭味」

というのもあるようです。

 

「紅葉形焼饅頭」の開発秘話

がありました。

 

宮島の紅葉谷を

たびたび訪れていた伊藤博文が

紅葉谷の入り口にある

茶店に立ち寄った時、

お茶を差し出した可愛い娘の手を見て、

「この紅葉のような可愛い手を

 食べてしまいたい」

と冗談を言ったそうです。

 

そして御用達の老舗旅館の「岩惣」に

和菓子を納品していたのが初代です。

 

この伊藤博文の冗談を

仲居のおまんさんから助言され、

試行錯誤の末に

紅葉形焼饅頭を完成させたのだそうです。

 

なるほど、

そんなかわいい手だからこそ、

高津堂のもみぢ饅頭は

しっとりとしているのですね^^

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

私はもみじ饅頭が苦手です。

お菓子好きにもかかわらず、

どうにもこればかりは・・

というものです。

けれども、

世の中にはこういう人もいるようで、

娘の知人が

「高津堂のもみぢ饅頭だけは

 別格で食べられる」

と言っていたからと、

買ってきてくれました。

よくあるもみじ饅頭のような

こし餡ではなくつぶ餡で、

皮もしっとりとしていて

とても美味しかったです!

確かにこれは別格だ

と思いました。

三代目が復活させてくださって

よかったです^^