篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

************************

今日は週刊メルマガを発行しました。

『到知』の「ドラッカーの教え」

をシェアしました。

ドラッカー=「マネジメント」

ではなく、

本当は「幸せな社会の継続」なのです。

このメルマガを読んでくださる方は、

右上のご質問フォームからご連絡ください。

メルマガの内容はこのブログでは取り上げません。

メルマガ限定記事にしています。

HPを作りました!

サイドバーからご覧ください^^

*************************。

 

今日は会社の紹介ではありません。

 

『父が息子に語る

 壮大かつ圧倒的に面白い哲学の書』

の「差別」の章に

「会社が独立した道徳的主体だから」

という一節がありました。

 

個人商店だった時代は、

会社が不正を行った場合、

責められるのは個人でしたが、

現在のような会社組織になると

個人が問題を起こしても

会社が非難されることの理由として

挙げていました。

 

「行動に表れた同社の人格に問題があれば、

 同社を責めることができる」

と続いていました。

 

会社の人格は、社格とも言われています。

 

会社対会社の場合、

お互いが道徳的存在として、

お互いを認め合えばいいですが、

会社の規模によって上下関係が発生し、

とても「道徳的存在」とはいえない面を

現わすこともあります。

 

会社対社員の場合も、

会社が道徳的存在ならば

ブラック企業にはならないので、

道徳的存在といえる会社が

「いい会社」なのかもしれません。

 

会社対社会(地域)の場合は、

公害などは

厳しく法律で取り締まられていますし、

様々な苦情も

大抵は会社側の落ち度として

是正を求められます。

 

こういう観点からは、

道徳的存在といえるかもしれません。

 

「道徳的存在」という

定義が明確ではないので

一概にはいえませんが、

少なくても害をなさない

人間として在るべき姿から逸脱しない

ということだと思います。

 

企業理念を軸にすることで、

道徳的存在から逸脱する行動になるのは、

本末転倒です。

 

そもそも会社の存在が

許されなくなります。

 

企業理念の解釈によっては、

道徳的とは言い難い行動も

できてしまうかもしれません。

 

普通に考えれば起きるはずがない

ようにも思いますが、

中には企業理念から考えたのだから

間違っていないとする向きも

出てきてしまうかもしれません。

 

企業理念の前に

社会から存在を認められる

「道徳的存在」であることを

改めて教えておく必要があると感じました。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

言わずもがなのことが

起きてしまう世の中になっています。

昭和を生きてきた世代には

「あり得ない」解釈も起きると思います。

企業理念を土台にすることは、

免罪符を得ることではありません。

常識や、世の中のルールの上で

会社は存在しているのですから、

企業理念だけを強調して、

大前提を飛ばす恐ろしさに気づきました。