篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日は南部美人をご紹介します。

 

いえいえ、美人の紹介ではありません。

元は久慈酒造という酒蔵です。

 

南部美人は代表するお酒の名称でしたが、

社名にしたようです。

 

『到知』に5代目蔵元である

久慈浩介氏のインタビュー記事があり、

興味をもちました。

 

南部美人は岩手県二戸市にあります。

 

本社蔵と馬仙峡蔵を有していますが、

どちらも二戸市にあります。

 

創業は1902年、今年で122年になります。

老舗です!

醤油の醸造元としての久慈家でしたが、

その技術を活かして

酒づくりを始めた年を創業年としています。

 

当時からの家系図がHPにありました!

南部美人の登場は1951年、

3代目の時です。

そこに多大な貢献をしたのが

山口杜氏という、

日本一の杜氏である平野佐五郎氏の元で

修行された方です。

 

そして4代目が南部美人を全国に普及させ、

現在では世界に広がっています。

 

<企業理念(経営理念)>

品質一筋 

 

「人として生き行く中で、

節目ごとに

『酒』と出会うこととなるでしょう。

その時に、『南部美人』は

いつの時代にも消費者に愛される

お酒でなければいけない。

そのために『温故知新』の精神で

まじめな酒造りを

心がけなければならない」

と続いていました。

 

会社概要にはものすごい数の、

且つ、

重厚な賞の受賞歴がありました。

 

また「蔵元のよこがお」として、

浩介氏の履歴がありました。

 

品質一筋の「家業一筋」を感じました。

 

『到知』の記事には

「飲む価値を感じてもらうには

そこに“フィロソフィー”

つまり一貫した語れるものがないといけない」

 

「原材料や風の吹き方といった

二戸の風土から、

蔵の創業年、

大手資本に頼らず歩んできた歴史、

家訓の存在・・・

これらを語れることが評価に繋がった」

とありました。

 

代々継承してきた理念を土台とすること、

それを語れるまで活用していることの

重要性を改めて認識しました。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

『到知』の記事には

「先代たちが積み重ねてきた信頼の上に

たまたま自分がいるだけ」

「僕の評価は、次の世代が

どれだけいい仕事ができるかで決まる」

とありました。

この歴史における自分の位置づけを

感じられるところが

同族の老舗が継続していく

極意なのだと思いました。