篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日は会社の紹介ではありません。

 

産経ニュースに

「仕事にやりがいを求めない『静かな退職』、

 正社員のほぼ半数 

 働き方の『価値観』に変化」

という記事がありました。

 

「静かな退職」というのは、

「やりがいやキャリアアップは求めず、

 決められた仕事を淡々とこなす」

働き方だそうです。

 

働くことの幸せなど

「どうでもいい」という感じがします。

 

この働き方は

例によって米国から提唱されたもので、

「ワークライフ・インテグレーション」

という、

「仕事と私生活の双方に境界線を作らずに

 相乗効果を狙っていくという考え方」

と共に注目され始めているようです。

 

この背景には

「できることなら働きたくない」

ということと、

「正当な評価をされていないと感じて

 キャリアを諦めてしまう」

ということと、

「家族と過ごす時間や

 プライベートの時間をより大切にしていく」

ということなどがあるようです。

 

「働く」という言葉の定義が曖昧です。

 

誰かに雇われて、

朝から晩まで拘束されて、

やらされ感の強い仕事をし続ける、

ということが「働く」であれば、

「できることなら働きたくない」

となるでしょう。

 

「誰かの役に立つこと」を

「働く」としたならば、

また回答の割合も変化してくるのではないか

と思いました。

 

企業理念を軸にして、

その人の存在意義が明確になり、

役割がどのような社会的貢献に

つながるのかも明確になれば

「静かな退職」という働き方は

減少するのではないでしょうか。

 

そもそも自分で考えず、

「決められた仕事を淡々とこなす」

というのは存在意義がないと思いました。

 

あなたでなくてもいい、

誰がやっても同じ仕事なら、

つまらないですし、

そこに「やりがい」も「楽しさ」も、

まして「働くことの幸せ」なんて

感じることの方が難しいように思います。

 

どんな仕事でも

創意工夫の余地はあるとはいえ、

そこに労力をかけても

「無駄なことをするな」とか言われたら、

もう立つ瀬もないです。

 

「静かな退職」を選択しなくてもいい

風土・環境が求められると思いました。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

記事では

「仕事と私生活の双方の充実を図ることが

 難しい労働環境があることが、

 調査結果からは浮き彫りになっている」

とあり、

もっともだと思いました。

幼少期から

「どちらが大事なのか」

を問われることの方が多く、

「どちらも大事」

というような教育になっていない

ようにも感じました。

相当強い意志があって

物事を両立させていく人や、

両立できる環境が整っている人でなければ、

一つをとれば

一つは二の次にするしかない

ような生き方から

「静かな退職」という働き方が

出てきたようにも思いました(悲)。

これだと介護離職の増加にも

つながりそうですよね・・。