篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日は富士製薬工業をご紹介します。

 

4月号の『到知』に

東洋思想研究家の田口佳史氏と

富士製薬工業の今井博文会長の

対談記事があり興味をもちました。

 

富士製薬工業は

徳をベースにした人事評価をしています。

 

仁・義・礼・智・信・覚悟・中庸です。

それぞれに基準行動例があり、

6段階で評価しています。

 

例えば「義」では

「物事の根本を見極め、

 多くの人を納得させる正論を持ち、

 周囲に伝えている。

 たとえ厳しくとも

 正しいことを話している」

という基準があり、

「周囲の誰もが認める立派な模範者」

という段階で評価しています。

 

本社は東京、

研究所と工場は富山にある、

「女性たちの笑顔のために」

医療用医薬品の開発製造販売を行っている会社です

 

創業は1954年、今年で70年になります。

富士薬品商会として始まりました。

 

現在3代目で、2代目までは同族です。

社員数は単体で819名、

タイにあるOLICに749名です。

 

<創業の想いと夢>

医療用医薬品の仕事を通して、

自身はもとより、

仲間の一人ひとりが多くの経験を積み、

医療へお役立ちできることを増やし、

仲間と、医師であるお客様と、

お取引先がともに発展し、

みんなの幸せの輪を広げていく

 

<企業理念(経営理念)>

「優れた医薬品を通じて、

 人々の健やかな生活に貢献する」

 

医療に有意な価値を提供する

という想いを一つにみんなで難題に挑み続け、

当社にしかできないことを成すことによって、

医療の現場から強い信頼と支持を得て

さらなる貢献を果たすことが重要な使命。

 

「富士製薬工業の成長は

 わたしたちの成長に正比例する」

 

わたしたちみんなが幸せでありたい

という意志を大切にして、

医療における製薬の仕事を通して

みんなとともに、

もっと成長できる機会と

場を創り続けることを

会社経営において一番優先している。

 

2030年の「ありたい姿」に

・世界の女性のwell-beingの向上に貢献している

・薬の富山からGlobal Marketに進出している

・世界一幸せな会社と社会貢献が一体化している 

を掲げています

 

「世界一幸せな会社」は、

働く社員ひとり一人が、

働くことにやりがいと充実感を感じ、

それが社会への貢献に繋がり、

社会から感謝されることが

社員ひとり一人の成長と喜びに繋がり、

更に大きな社会への貢献を生み出す、

このような好循環を生み出す状態、

と定義されていました。

 

最高ですね!

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

3代目は三井物産から降りてきた方です。

田口氏との対談記事から感じる

会社への想いからは、

同族を維持しなかったのが残念に思いました。

中継ぎだといいのですが・・・。

2代目は

いかに自己の最善を他者に尽くしていくか」

を自分企業理念としています。

これは先代の生き方であった

幸之助翁の

「トップは万卒のために死ぬ心根を持つ」

を継承したものであり、徳の本質です。

HPには婦人科系の様々な情報が

詳しく載っていて参考になります。