篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日は会社の紹介ではありません。

 

************************

今日は週刊メルマガを発行しました。

難兄難弟という言葉をご存知でしょうか。

育つ家庭もすごいです!

温故知新・・・。

人の在り方にもあてはまるようです。

このメルマガを読んでくださる方は、

右上のご質問フォームからご連絡ください。

メルマガの内容はこのブログでは取り上げません。

メルマガ限定記事にしています。

************************

 

4月号の『到知』に

高千穂神社宮司の後藤俊彦氏による

「巻頭の言葉」がありました。

 

そこに

「流れが止まった川水は

 やがて濁ってゆくように、

 理念と目標を失った組織は

 生成発展の力を失う」とありました。

 

記事自体は国の存続に関することを

日本建国の往時を振り返って、

国の安定と生成発展の力の源泉を

語られたものです。

 

さて、

理念と目標を失うということは、

向かうところがわからない、

ということです。

 

そこにいる人たちが

個々に自分の行きたい方向に

進んでいる状態です。

 

これを全体としてみれば、

進む方向を相殺しあって

全く進まない、流れのない状態

となっているということです。

 

何かを作り出したりすることも、

在りたい姿があるからこそ発想するのであり、

それが何もなくなれば、

あえてチャレンジする必要もないのです。

 

日々慣れ切った仕事だけを行い、

生活の安定のみを計ることは、

幸せに働いている状態とはほど遠くなります。

 

感情がどんどん失われていく様子が

目に浮かびます。

 

お客様を増やそうとか、

もっとよいサービスをしようとか、

コストダウンとか、

創意工夫をする意味もなくなります。

 

濁った水を感じて

「これでは倒産してしまう」

とかき混ぜても、

理念も目標がないのであれば、

逃げ出すタイミングを計るだけです。

 

「何のために」

「どう在るべきか」

「どう在りたいのか」

 

こということが無い組織の恐ろしさを

改めて感じました。

 

同時にだからこそ企業理念の大切さと、

活かすことの意義を伝え続けなければ!

と気持ちが引き締まりました。

 

企業理念を軸にして

日々様々な事象を反復させていくことは、

水を濁らせないことといえます。

 

流れは日々の積み上げから生じるのです!

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

後藤氏の記事に

大和魂の初見が『源氏物語』であり、

「漢学で得た基本的な諸知識を、

 我が国の実状に合うようにする知恵を

『大和魂』と表現している」

とありました。

この文を読んで、

米国にある経済学の様々な知識を

日本の実情に合わせることもなく、

崇拝して展開するのは大和民族ではないな・・

と思いました。

良し悪しはあるにせよ、

そのまま取り入れる事が

「進んでいること」にはならないですし、

それは川水の流れがある状態ではなく、

水が既に濁っているから

見えなくなっているのだと思いました。