篤です。
企業理念のブログにようこそお越しくださいました。
ありがとうございます。
企業理念から応援したい会社を見つけたり、
世の中を支える会社をご紹介したりしています。
今日は吉森ホイルをご紹介します。
吉森ホイルは奈良県五條市にある、
「美しく、機能的に加工された特殊紙」
の製造販売をしている会社です。
毎日小学生新聞に
「疑問氷解:金や銀などのピカピカの折り紙は
どうやって作っているの?」
という記事で、
「日本で販売されている折り紙の
銀色や金色の紙をほぼ100%製造している」
とあり、興味を持ちました。
創業は1878年、今年で146年になります!
老舗です!
生糸商の近江屋糸店として始まりました。
1899年に新規事業として錫貼銀紙業を始め、
この事業が脈々と継承されています。
現在4代目です。
3代目までは同族会社ですが、
現在の社長は名字が異なるため
同族かどうかは不明です。
1977年以来、
優良申告法人としての表敬を受け続けています。
(HPでは2021年現在、継続中とありました)
<企業理念(推定)>
「ものづくり精神」
お客さまのご要望に対して
迅速かつ的確に応えること。
貼合紙(てんごうし)と
類する特殊紙に対しての
強い誇りを感じました。
初期は錫箔(すずはく)でしたが、
現在ではアルミ箔やフィルムに変わり、
その種類は増え続けていて、
機能面でも幅広い分野に発展しているそうです。
老舗ですが、
社屋は近未来のようで、
とてもスタイリッシュです。
2018年に本社工場として
現在の場所に移転しています。
さて、
金色の折紙と銀色の折紙の謎ときです^^
まず銀色です。
ピカピカの銀色の紙は
アルミ箔が貼りつけられています。
家庭用のアルミホイルの厚さが
12μm(1μm=1/1000mm)に対し、
銀色の折紙は7μmで、
それを通常の折り紙よりも薄い
白い紙に貼り合わせて作られいる、
と毎日小学生新聞の記事にありました。
金色の折紙は、
この銀色の紙に
朱色のインクを塗ることで
金色にしているそうです!
吉森ホイルでは「ホイルカラー」として、
ピカピカのピンク、青、緑などの
色折紙も作っているそうです。
最後まで読んでくださいまして、
ありがとうございました。
毎日小学生新聞には
異素材を貼り合わせる大変さも語られていました。
湿度によって紙は伸び縮みしますが、
アルミ箔は変わりません。
このような特徴のある素材の貼り合わせには
とても高度な技術が必要なのだそうです。
温湿度がコントロールされた部屋で製造すればいい、
という単純なものではないようです。
現社長が
「世界で同じレベルで
貼り合わせられるところはない」
と誇られていました。