篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日はメニコンをご紹介します。

 

毎日新聞に

「角膜コンタクト開発、独学で着手 

 メニコン創業者・田中恭一さん」

という記事があり興味をもちました。

 

創業者である田中氏が

今年3月10日に逝去され、

その追悼記事でした。

 

メニコンは愛知県名古屋市にある、

国内最大手のコンタクトレンズメーカーです。

 

創業は1951年、今年で73年になります。

 

1950年に田中氏が就職していた

「メガネの玉水屋」で、

アメリカ軍将校夫人から

コンタクトレンズの存在を知り、

独学で研究し、

翌年に日本初の黒目だけを覆う

「角膜コンタクトレンズ」の開発に成功しました。

 

現在3代目ですが、同族承継ではないようです。

 

三代目の談に

「先代から言われたのはカルチャーの伝承。

『創造』『独創』『挑戦』

という経営理念に基づき、

社員みんなで面白いアイデアを

出し合えるような職場をつくっていきたい」

とありました。

 

社員数は1,637名です。

 

営業オフィスとして17拠点、

販売店が55店、

研究所・工場が4箇所、

カスタマーセンターが4箇所、

物流センターを5箇所有しています。

 

子会社数は国内に11社、海外に23社あります。

 

<企業スローガン>

より良い視力の提供を通じて、

広く社会に貢献する。

 

<企業理念(経営理念)>

「価値観」

創造・独創・挑戦 

 

何もないところから、

新たな価値を生み出すという、

誰もやっていないことに、

果敢に挑戦すること。

 

「ミッション(ありたい姿)」

メニコングループは、

コンタクトレンズで培った技術と人で、

社会に役立つ商品やサービスを

世界に提供し続ける

創造型スペシャリスト企業であること。

 

「ビジョン(実現する夢 単なる夢で終わらせない夢)」

すべてのステークホルダーから

尊敬され愛される企業の頂点、No.1になる。

 

「ステークホルダーに対するMission」

として、

業界関係者・社員・エンドユーザー・

株主・社会という5つのカテゴリーで

それぞれに明言しています。

 

<Vision2030スローガン>

新しい「みる」を世界に 

 

「みる」とは、

五感を通じて楽しみや喜びを感じて

共感し合うこと。

より豊かで、笑顔あふれる日々の実現に向け、

お客様のライフステージや

多様なニーズに適した「みる」を提案し続ける。

 

「全ての人々が幸せや豊かさを実感できるように」

と続いていました。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

田中氏は愛知県木曽川町の出身で、

地元の白山神社の参道入り口には、

田中氏の功績をたたえて

「ものづくりの心 この地に」

と記された碑が立っていると

毎日新聞の記事にありました。

HPの沿革には田中氏の開発秘話があり、

「"知らなかったからこそできた"

 というこの経験から、

『人真似をしない』ことが、

 その後の恭一の人生の指針となった」とあり、

「為せば成る」という言葉が浮かんできました。

どのようなものづくりの原点にも、

この「為せば成る」があるように思いました。