篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日はヤマサ醤油をご紹介します。

 

3月号の『到知』に

ヤマサ醤油七代目の濱口梧陵氏の記事があり、

興味を持ちました。

 

濱口氏はあの「稲むらの火」を掲げて

村民を津波から救った方です!

 

『到知』の記事は、

災害に対する濱口氏の在り方を引いて、

現在の国難の時代を諭していました。

 

濱口氏は「全方位型危機管理」の先駆者であり、

「稲むらの火」で村人を救った後の

仮設住宅の提供、

堤防建設による雇用の創出、

年貢の減免、

先々の村の財源となる植樹。

消防団の結成、

備蓄という民間防衛。

人材の育成・教育が国を守る原点とした

共立学舎の設立。

防疫への資金援助などを行っています!

 

さて、

ヤマサ醤油は千葉県銚子市にある、

醤油や調味料の製造販売だけでなく、

体外診断用医薬品の

製造販売も手掛けている会社です。

 

創業は1645年、今年で379年になります。

超老舗です!

 

たぶん現在13代目の同族会社です。

 

現社長は濱口姓ではありませんが、

現会長である濱口氏の甥にあたります。

2017年に38歳で承継しています。

 

社員数は864名です。

 

有名企業ですが、

上場させてはいません。

 

<企業理念(経営理念)>

「社会に存在価値のある企業」

 

企業が存続し発展するためには、

その企業が社会的に価値ある存在と

認められなければならない。

すなわち、

その事業活動が公正で

健全なものであると同時に、

独自の、他者と差別化された機能を備え、

これを発揮することによって

社会に価値ある便益を提供する

企業であらねばならない。

 

事業の内容については

概念としてしか触れていません。

 

価値の解釈は時代によって異なりますが、

世の為という軸と

ヤマサでなければできないこと

に注力することを

示唆しているように感じました。

 

醤油屋でありなが、

もっと大きな大義で物事を捉えるからこそ

「稲むらの火」もできたのかもしれない

と思いました。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

HPにはふんだんに

レシピが掲載されています。

また、

ヤマサの歴史もとても興味深いです。

「稲むらの火」を再読していて、

思わず大川小学校と

対比させてしまいました・・。

何が大事なのか・・

今、稲むらに火をつけられるリーダーが

どれくらいいるのでしょうね。

たくさんの規制やコンプライアンスは、

いざという時の足かせ

という側面もあると思いました。