篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日は上島珈琲貿易をご紹介します。

 

上島珈琲貿易は大阪府堺市にある、

焙煎したコーヒー豆の販売だけでなく、

「マックコーヒー」を運営している会社です。

 

産経ニュースに

「『コーヒーが産湯』、

 コーヒー一族のこだわりの一杯」

という記事があり、

UCCのことかと興味をもって読んでいたら、

予想以上に興味深い内容でした。

 

記事は上島珈琲貿易三代目の

淳史社長を取材したものでしたが、

上島家の歴史も記載されていました。

 

上島家は元々奈良で農家を営んでいましたが、

息子たちが神戸の乳製品会社に丁稚奉公に出て、

その後大正後期から昭和初期にかけて

三男の治忠氏が「U.COFFEE」、

四男の勝氏が「MUC COFFEE」、

五男の忠雄氏が「UCC COFFEE」

を創業しました。

 

淳史氏は勝氏の孫です。

 

上島珈琲貿易の創業は1932年、

今年で92年になります。

 

直営店舗として美原焙煎工場琲豆直売所と

マックコーヒーロースターズうつぼ公園店があり、

他フランチャイズ店舗が17あります。

 

全社員がコーヒーインストラクター検定

2級以上を取得しています。

すごいですね!

 

<企業理念(推定)>

MUCはコーヒーを通じて培った

信頼と経験を礎にして、

お客様の喜びと安らぎを提供し続け

心豊かなライフスタイルの実現と、

笑顔と感動の輪を世界に広げることに貢献する 

 

「安らぎ・癒し・満足・感動を

 演出する商材である珈琲を

 お客様にお届けし、

 食文化の創造や普及に取り組んでいく」

と続いていました。

 

MUCはMy Ueshima Coffee の略です。

 

日本のコーヒーの歴史と共に歩んできた

という自負があり、

「コーヒー屋」では無く

「コーヒーカンパニー」

としてのプライドを示しています。

 

また

「人それぞれの個性・能力を

 最大限に発揮できる創造型企業」

と自社を位置づけています。

 

人それぞれの個性の捉え方は、

コーヒー豆にも広がっていて、

直火焙煎、半熱風焙煎機、炭火焙煎、

遠赤外線併用熱風焙煎、IH焙煎など

熱量の与え方や熱源の異なる焙煎機を

多数所有しています。

 

熱量の与え方は

かける時間によっても風味が異なり、

そこには長年培ってきた知識・経験と

技術が活きているようです。

 

更に

「焙煎の技術、

 良い豆を見つけてくれる商社さん

 との信頼関係がある」のも強みです。

 

UCCコーヒーとMUCコーヒー。

飲み比べてみたら楽しそうですね^^

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

「産湯がコーヒーだった」

というのは、

とても的確な例えだと思いました。

一族をあげて

コーヒーに浸かっている印象を受けました。

高校生の頃ストレートコーヒーが流行りました。

今よりもずっと豆による味の違いが

顕著だったように思います。

今は焙煎技術も発達していますし、

豆も上質になっているので、

美味しい中でも微妙な差になっているのでしょう。

キリマンジャロとモカの酸味も薄くなっていますし、

その分、ブラジルやコロンビアの

マイルドさも目立たなくなりました。

もっと細かく品種が分かれてきたのも一因でしょうか。