篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日は会社の紹介ではありません。

 

ビジネスインサイダージャパンに

「社員の“満足度”高いほど不祥事が起こる」

という、

リンクアンドモチベーションと

日本総合研究所の

共同調査結果の記事がありました。

 

対象は上場企業128社です。

 

「会社満足度が高い」

また

「制度待遇への満足度が高く、期待度が低い」

ほど、

つまり

「現状に満足しており変化を求めていない」

ほど、企業体質評価が悪化し、

不祥事の事案件数が多くなっているそうです。

 

たとえそれが不正であっても、

現状に波風を立てたり、

今いる場所の居心地を悪くするよりは、

見ないふり、気づかないふりをする、

ということだと思います。

 

内部告発をして

大変な目に合っている事例も多々あるようで、

社内で「ドンキホーテ」になるほどの

正義感をもっても仕方ない

というところかと思います。

 

そういう人を責めることはできないです。

(肯定もしません)

嵐が過ぎてしまえば

平穏な日々が戻ってくるのですし、

もしコトが発覚しても、

自分も犠牲者だとすればいいのですから。

 

記事では更に、

「話題性や知名度」

「社会的な影響力」があり、

「顧客基盤が安定性」している企業ほど、

不祥事が起こる可能性が高い

という結果も出ていました。

 

「会社に飼い慣らされているような

 状態になっている従業員が多いと、

 不祥事が起こりやすい」

という表現は、

さもありなんだと思いました。

 

何のために働くのか、

とした時に、

普段は世の為人の為だと思っていたとしても、

いざとなれば「生活のため」が

第一義に挙がるのが「人」だと思います。

 

経営者であれば、

会社の存続がかかってきますから

異なる判断も下せますが、

社員だと苦しいでしょう。

 

それでも最後の砦とばかりに訴えても、

組織感情として

不正を許さない方向を選択できるかどうかは

微妙です。

 

これらを防ぐには、

みんなが企業理念から常に考えていることで、

不正に陥る事態そのものを

防ぐのがいいと思います。

 

取引先への印象を良くすることに終始したり、

無理矢理受注しようとしたり、

判断基準が上司へおもねることであれば

不正につながりますが、

そういうことよりも

企業理念を第一義に挙げれば、

もう否も応もなく選択できると思います。

 

それだけの企業理念であれば・・ですけど。。。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

飼いならされた社員は、

社畜ということでしょうか。

個人よりも組織が優先される在り方は、

よくない時の軍隊と同じですね。

員数主義と相似形です。

日本は土壌として、

こういう精神をもっていると自覚し、

だからこそ

人の感情に左右されない軸が

大事になるのだと思いました。

それを捻じ曲げて

浸透させてしまうこともあるので、

「何のために」を大事にして

「誰が言ったか」を気にしない工夫も

必要だと思いました。