篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

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今日は週刊メルマガを発行しました。

今回はユニクロの柳井氏の座右の銘である

「店は客のためにあり 店員とともに栄える」

について書きました。

次週と二回に渡って学びをシェアします。

このメルマガを読んでくださる方は、

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メルマガ限定記事にしています。

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今日はエーワン精密をご紹介します。

 

1月号の『到知』に、

「創業以来、驚異の利益率を出し続ける町工場の秘密」

として、

エーワン精密の創業者である

梅原勝彦氏のインタビュー記事がありました。

 

エーワン精密は東京都府中市にある、

カムとコレットチャックと切削工具を

製造販売している会社です。

 

創業は1970年、今年で54年になります。

社員数は110名です。

山梨県韮崎市に工場があります。

 

<企業理念(経営理念)>

高品質な製品をより低コスト、短納期で

顧客のニーズに応え製品を提供する 

 

事業は

「利益がでるか」

「世の中に必要か」

「業界のトップになれるか」

の三軸で判断されてきたそうです。

 

梅原氏は12歳で丁稚奉公から働き始め、

その後お兄さまと起業され、

そこから町工場として初の株式上場を果たしました。

 

経営者ではなくても響く名言をシェアします。

 

「目標を持たないで生きているのと、

 明確な目標を持って生きているのは、

 先に行くとすごい差がでる」

 

「言っていることとやっていることが変わらない、

 これが大事」

 

「器というのは

 社会の荒波が揉んでくれるから心配ない。

 考え方に一本芯が通って入れば

 仕事が自分を成長させてくれる」

 

「志あるところ、必ず道あり」

とありました。

 

自分企業理念の有無が

とても大きな影響があると思いました。

 

更に

「人の上に立つ人は下の人を踏みつけるのではなく、

 下の人が支える手に載っているだけ。

 会社という神輿は、

 社員が手を離したらあっという間に崩れてしまう」

とありました。

 

これは家庭においても同じで、

「自分が一番だと思っている人は駄目だ」

と続いていました。

 

梅原氏は

「一に社員、二に社員、三、四がなくて、五に社員」

というほど社員さんを大切にしてきたそうです。

 

「頑張ることが会社のためになり、

 それが巡り巡って本人のためにもなる」

という在り方です。

 

50年以上製品の値上げをしていないのに、

経営の合理化などで

社員の給料は上げてきている、とありました。

 

「経営の悩みを突き詰めると

 ほとんど自分が悪い」

 

「会社は経営者がどんな人物かに

 すごく左右される」

という経営者用の名言もありましたが、

これらも経営者ではなくても

響くものがあるのではないでしょうか。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

何が一番嬉しかったかと聞かれたら、

夜間中学に通えたことが一番だ、

とありました。

その後定時制高校に進まれましたが、

このペースでは社長になるのに都合が悪い

と中退して簿記学校に進まれました。

それが最初の「目標を持たないで・・」

という名言につながるのです。

梅原氏の人生に「とりあえず」はない

と感じました。

また、経営数字は

デイリーでチェックしていたそうです。

「今月は・・」では遅いと。

これも家計にも応用できますね。

日々是正していくから

月末までやりくりできるのです。