篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日は伊藤忠商事をご紹介します。

 

 

伊藤忠商事は東京都港区に本社のある、

繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、

食料、住生活、情報、金融の各分野において

幅広いビジネスをグローバルに展開する

大手総合商社です。

 

創業は1858年、今年で166年になります。

老舗です!

伊藤忠兵衛氏による

麻布の持ち下りをする行商から始まりました。

 

現在では世界61ヶ国に

約90の拠点を有しています。

社員数は4,187名です。

 

2009年に企業理念を改訂し、

更に2020年に「三方よし」に改訂しています。

 

コーポレートメッセージである

「ひとりの商人、無数の使命」

の制定は2014年で、

これも2020年に

グループ企業行動指針に変更しています。

 

「日本一、いい会社にしよう。」

を掲げています。

 

Forbes JAPANに

「『三方よし資本主義』を標榜。

 伊藤忠を変えた現場視点の経営哲学」

という記事がありました。

 

株価の時価総額は5倍になったそうです。

 

岡藤正広会長によれば、

「業績を良くしたり時価総額で上を目指すのも、

“ええ会社”と言われたくてやってますから」

ということです。

 

「いい会社」は

稼がなければダメだけど、稼ぐだけでもダメ。

定量・定性の両面で

いい会社を目指さなければいけない、

と説いていました。

 

更に

「ステークホルダー資本主義は

 横文字でわかりにくい。

 ひらたく言えば、”三方よし”でしょう」

とありました。

 

「世間よし」は社会貢献です。

 

「SDGsの問題は、

 まず企業がサステナブルでないとダメ。

 企業にも規模や得手不得手があるから、

 それに応じてできることを

 やっていくことになると思う」と論じ、

コロンビアのドラモンド炭鉱の権益を売却したり、

北米の再生可能エネルギー資産に

投資するファンドを立ち上げたりしています。

 

「売り手よし」は

「社員がロイヤルティをもってくれる会社」であり、

「まずは会社が社員に対して、

 ほかの会社よりうちがいい

 と思われるような動きをしないといけない」

と論じています。

 

具体的には健康経営として、

がんの特別検診や、

がんと仕事の両立支援制度を導入したり、

朝型勤務として、

残業代は1.5倍、食事の提供有にして、

早ければ3時に帰れるようにしています。

 

目指すのは、

「厳しくとも働きがいのある会社」

とありました。

 

どんなことでも

現場がどうなっているかで判断していくのが

岡藤氏のやり方のようです。

 

「べき論」では判断しません。

 

「日本一、いい会社にしよう」

と本気で取り組んでいる様子が

記事からも、HPからも伝わってきました。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

伊藤忠商事は同業他社と比較して

単体の社員数が最も少ないそうです。

そこに「本当に起きていること」を

見ようとする経営陣です。

大きな会社ですけど、

小さいという意識があるから

動いていくようにも思いました。

小さい会社なのに考え方は大企業で

「できない」とする会社も多い中、

この視点は面白いと思いました。

会長挨拶には「三方よし資本主義」のもと、

「稼ぐ」・「削る」・「防ぐ」の実践と共に、

「利は川下にあり」の精神で・・

とありました

どの言葉も響きますね!