篤です。
企業理念のブログにようこそお越しくださいました。
ありがとうございます。
企業理念から応援したい会社を見つけたり、
世の中を支える会社をご紹介したりしています。
今日は会社の紹介ではありません。
「ビジネス+IT」に
「なぜ富士フイルムは高年収?
『平均年収1000万超え企業』
の突出した“指標”とは」
という記事がありました。
製造業に特化し、
そこから富士フィルムを取り上げて
解析していました。
富士フィルムでは主要事業が4つあり、
その中で
ヘルスケア(医療・医薬品・サプリ)と
マテリアルズ(電子材料・ディスプレイ材料)事業で
6割の売上を占めているものの、
バランスよく分散されています。
そして、
富士フイルムは培った技術を応用し
「写真フィルム」→「カメラ」→「プリンター」、
更に「医療分野」へと進化を続けており、
まさしく「変化に強い会社が生き残る」
を体現している企業と言える、
と続いていました。
稼ぎ頭であるヘルスケア事業に対する
投資額が突出している理由に
企業理念を挙げていました。
富士フィルムの企業理念は
以前記事にしていますが再掲します。
<企業理念>
わたしたちは、先進・独自の技術をもって、
最高品質の商品やサービスを提供する事により、
社会の文化・科学・技術・産業の発展、
健康増進、環境保持に貢献し、
人々の生活の質のさらなる向上に寄与します
ここで注目していたのが
「先進・独自の技術」という言葉です。
これはビジョンにも使われていて
不変的価値観と位置付けていました。
自社の既存のノウハウの応用です。
その独自の技術があればこそ
応用することで様々な分野に進出できているのです。
2022年度のランキングですが、
国内の医療機器業界ではトップの売上高、
半導体材料業界では10位、となっていました。
それぞれの事業領域で上位のランキングであり、
且つ、
成長産業であることが高年収の要因のようです。
医療機器業界の平均年収ランキングでは
富士フィルムが1,033万円、
2位のオリンパスが965万円、
3位の日本光電工業が900万円です(2022年度)。
更に、
「自己資本比率が70%以上で
超優良企業とされる中60%台を維持」
とありました。
日本光電工業は70%を超えています。
特許では富士フィルムは
年間千件を超えていますが、
オリンパスでも300件前後、
日本光電工業は50件未満と、
「先進・独自の技術」
という言葉が活きていることがわかります。
総じて高年収の理由は、
「広く安定した経営基盤によって売上が確保され
独自の技術開発にも力を入れている。
この両輪が上手く回っているから」
と論じていました。
この元となっているのが企業理念なので、
とても嬉しかったです!
最後まで読んでくださいまして、
ありがとうございました。
富士フィルムは有休もとりやすいようで、
働く環境も良いようです。
働きやすくて、
年収も高いところにいられる人というのは、
やはりそれなりの能力は要求されるので、
企業理念が土台となっているとはいえ、
狭き門でしょうね。