篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日はノーリツをご紹介します。

 

12月号の『到知』の「私の座右の銘」に

ノーリツ社長の腹巻知氏が

取り上げられていました。

 

腹巻氏の座右の銘は「日日是好日」です。

 

1.その日にどんなことが起きても

 よい日と受け止めよう

2.きょうは二度とない

 かけがえのない一日と自覚して

 全身全霊で生きよう

3善し悪しの判断を超えて

 どんな日もそのまま受け入れよう 

 

入社して以来、

この言葉に支えられてきたそうです。

 

ノーリツは兵庫県神戸市にある、

温水空調などの

住宅設備機器の製造販売をしている会社です。

 

創業は1951年、今年で72年になります。

 

海軍兵学校時代の厳しい訓練後に許された

わずかな時間の入浴で心を癒した経験から

「お風呂は人を幸せにする」

という理念を掲げ、

更に

「日本のお風呂文化を広め、

 人々の生活水準向上に寄与すること」

として風呂釜「能率風呂A型」を

販売したところから始まりました。

 

社名のノーリツは

この「能率風呂」からきています。

 

全国的な修理網の構築、

修理後の買い替え対応などから広がり、

現在ではガス・石油給湯機器の

国内シェア4割を占めています。

 

腹巻氏が1983年入社した時は、

現在の1/4程度の売上高と社員数だったそうです。

 

「市場の評価が確立した大企業よりも、

 まだ成長途中にあった当社に

 可能性を感じて入社した」とありました。

 

「経営サイドがいくら立派なビジョンを掲げても、

 現場がそれを踏まえて

 動いてくれなければ意味がない。

 結果が出ないのは

 現場で経営方針が

 十分に理解されていないから」

と、

「誰が聞いても理解できる

 分かりやすい言葉を発信すること」

を常に心がけてきたそうです。

 

更には

「上司の方から目線を合わせていかなければ、

 決して

 十分なコミュニケーションを図れない」

という実感があるそうです。

 

「足元の業績を向上させること」

「次の成長の種を仕込むこと」

を両立させる「両利きの経営」を、

社員さんとのコミュニケーションと共に

重視しています。

 

叩き上げの社長だけに

言葉に現実味がありますね!

 

<企業理念(Mission)>

新しい幸せを、わかすこと。

 

<Value>

・品質を最重視し、一歩先ゆく

 製品・サービスを提供します

・公平、公正、透明性ある活動をします

・社員と共に成長し、社会に貢献します

・情熱をもって変革、挑戦、創造します

 

<Vision(目指す姿)>  

選ばれつづけるノーリツグループ 

 

このMVVは、

2011年に創立60周年を迎え、

「お風呂は人を幸せにする」

という創業の原点はそのままに

「お湯をこえていくノーリツグループ」

として一新されました。

 

<ブランドメッセージ」

「エコ*リラ*キレイ」

幸せな暮らしの三原色。

 

エコ:

地球にやさしい暮らしをあたりまえにする 

リラ:住まいをまるごと居心地よくする 

キレイ:心身ともに美しく、健やかにする 

 

「リラ」は

リラックスの「リラ」でしょうか。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

私が就職した頃も

「大企業<中小企業」という図式で、

自分を活かしたいという考え方が

多くみられました。

今ではそれは幻想であり、

「活かしたい」と思えば

会社の大小は関係なく、

中小に行けば活きるということではない

ということを身を以て知りました。

叩き上げの経営者の談を見聞きする度に、

自分の不甲斐なさを感じてしまいます・・・。