篤です。

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日は岡田製糖所をご紹介します。

末広庵のお取引さまで見つけた会社です。

 

岡田製糖所は徳島県板野郡上板町にある、

和三盆を製造している会社で、

二百年前の製法によって

自然の味を今も作り出しています。

 

創業は・・・不明です(><)

 

農家が冬場の副業として製造していたので、

現在何代目かも分からないそうですが、

江戸時代に溯るようです。

 

<企業理念(推定)>

阿波に培った和三盆のやさしい味と

伝統の製法を守りたい

 

<コーポレートメッセージ>

「自然の恵みを 温かさを伝える」  

「こころあたたまる阿波の国、和三盆のふるさと」

 

HPに和三盆のことはたくさん載っているのですが、

会社の情報があまりにも少ないので、

いろいろ検索してみたところ、

「あじたび」というシニア向の通販・情報サイトに

現社長である岡田和廣氏の

インタビュー記事がありました。

 

和三盆糖の原料である「竹糖」という砂糖黍は、

沖縄などで収穫される砂糖黍とは異なり、

細くて単位面積当たりの収穫量が少ないうえに、

シートをかければすぐに腐る、

乾燥させすぎもダメだそうで、

収穫したらすぐ

しぼっていかなければならないそうです。

 

12月に収穫して製糖していきます。

昔は出稼ぎの方が住み込みで

「竹糖」をしぼっていたそうです。

 

なんと「しぼりかす」だけで

毎日8トンほどにもなるようです!

想像できません(><)

 

和三盆は「竹糖」でないと造れないそうです。

 

和三盆は、「世界にも例をみない、

水で研ぐ」という工程を踏みます。

 

職人さんが全身を使って

白下糖の固まりを練るのです。

体力仕事です。

 

「和三盆糖の名は、研ぎ台がなかった昔、

お盆の上で三回くらい研いだから、

ともいわれています。

当時は三回ほど研いだらおおむね白い

とされていましたが、

今は4~5回と研ぎを重ねて、

より白い仕上がりにしています。

この研ぎ作業は技術的にも難しいし、

重労働なので職人さんがなかなか見つからず、

技術も継承されないんです。」

とありました。

 

「研ぎ」というのは、

揉むように捏ねるようにすることを言うようです。

 

そして、麻布に包んで、「押し槽」に入れ、

重石で圧力をかけていきます。

 

この工程を繰り返すことで、

和三盆糖に変身していきます。

 

「研ぎ」には一日かかり、

外気の状態や砂糖の性質によって、

水の量も研ぐ時間も全てが変わるという、

職人技が必要な手法だそうです。

 

砂糖黍を作る農家も減っているし、

「研ぎ」を継承する人も減っていて、

和三盆の希少性は、

これからますます増していきそうです。

 

和三盆を使わない和菓子・・・

想像できません(><)

 

どんなに科学技術が発達しても、

自然が生み出す力には及ばないと思います。

 

和三盆も継承していかなければならない

日本の食文化ですね!

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

地震の影響は大丈夫でしたでしょうか。

川崎もかなり揺れて、しかも長かったです。

今までに感じた揺れとは、

揺れ方が違うように思いました。

かなり怖かったです(><)

被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

10年経つのに、昨日のように思えてしまいます。

原発の報道が止んで久しいですが、

安全へ進展しているのでしょうか。

ふくしま復興ステーションの

原子力発電所の状況には、

防御服を着た大勢の方が写っていました・・・。