篤です。
企業理念のブログにようこそお越しくださいました。
ありがとうございます。
今日はサカワをご紹介します。
愛媛県東温市にある、
黒板を製造している会社です。
創業は1919年、来年100年企業になります。
社員数は40名の同族会社です。
坂和式黒板製作所として始まりました。
この黒板は漆の技術を応用したもので、
1868年には漆塗業を始めていますから、
150年企業ともいえます。
日経ビジネスに「IT企業に転身しつつある」
と載っていました。
スマホの画面をプロジェクタで
黒板に投影するアプリや、
映像上に文字を書ける
黒板用ワイドプロジェクタなどを販売しています。
国内に100社程あった黒板メーカーは
約30社にまで減ってしまっているそうで、
新製品の開発は「黒板だけでは・・」
という危機感から始まりました。
「従来の黒板を生かしながら、
黒板の持つ価値をよみがえらせることはできないか」
と考え、スマホアプリを使って、
黒板に映像を投影する
「Kocri(コクリ)」というサービスを考えました。
アプリ開発は、あの「面白法人カヤック」が
担当したそうです。
「日本の企業では新しいことを始めようとしても、
面白いけど売れないよね、
という雰囲気になってしまう。
それを、面白いからやってみように変えられれば、
新規事業のアイデアがどんどん出てくるように
なるだろう」と日経ビジネスにありました。
HPも黒板の会社というイメージは全くありません。
採用の基準はズバリ、
「良い人やつかどうか」だそうです。
<企業理念(推定)>
常に「良いもの・役立つもの」を世の中に出していく
「サカワ90周年宣言」がありました。
ECOとして9項目、
HYBRIDとして9項目を挙げて取り組んでいます。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。
いろいろな会社を調べていると、
斜陽産業って何なのだろうか・・と思うことがあります。
幸せは本人の心が決めるのと同じように、
斜陽産業はその会社が決めるのではないか、
と思えてしまいます。
「もうだめだ」と周りのせいにした瞬間から
斜陽産業になるのかとも思いました。