篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

定時退社を一年間徹底させられた方が、

匿名で投稿した内容が話題になっているようです。

 

「余計な仕事」を減らすことになり、

上司も気軽に命令ができなくなる。

 

時間をかけずに仕事を進める必要が生じるため、

部下も採用されるかわからないのに

「こうした企画はどうですか?」と上に

提案することがなくなる。

 

指示系統は必然的にトップダウン式になる。

 

他人の仕事を進んで手伝うことや、

突発的な仕事や他人から頼まれる仕事を

憎むようになり「勤労意欲が激減した」

のだそうです。

 

「なんのために」がどこかへ行ってしまって、

手段が目的化しているのだと思いました。

(投稿者が・・ではなくて、その会社全体が・・です)

 

なんのために残業を禁止したのでしょうね。

残業代削減のためだけだとしたら、

この結果は”さもありなん”です。

 

それにしても、一年間に渡って強制的・・・。

可能な部門と、あり得ない部門がありそうですが^^;

 

本来は、

残業ありきで、

簡素化できる仕事に手をかけたり、

無駄な会議が多かったり、

保険仕事(念のためと行う仕事)や、

とりあえず続けているような仕事を

無くしていくことだったと思うのです。

 

そのための手段が「残業禁止」。

 

それも行き過ぎては判断を誤りますね。

善良な考え方での「時」と「場合」が読めないと

できない手段なのだと思います。

 

残業禁止は、自主的にやるのが有効ですが、

周りからの”白い眼”に耐える精神力も必要です。

 

なんだか、哀しくなってきますね。。。

 

企業理念もともすれば、

形骸化したり、

違う解釈によって、ゆがんだ行動を生んだり

してしまうことに改めて危機感を持ちました。

 

もう一つ。

仕事は、会社にいる間だけのものなのでしょうか。

 

もっとこうした方がいい、とか

自分が勉強したことは、

こういうところに活かせそうだとか、

何気に考えているように思うのですが・・・。

 

残業禁止になって、喜ぶ人もいますし、

無理やり強制されれば逆にブラックに近くもなる。

 

良薬になるのか、

劇薬になるのか、

運用次第ですね。

 

企業理念も会社の軸としてあれば良薬ですし、

理想論の強要に陥ってしまえば、

劇薬にもなる・・・。

 

人が集まって何かを成し遂げるということは、

本当に難しいことだと思いました。

 

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

今日は空が青くて綺麗でした。

風がありましたが、ほんわかとした暖かい風でした。

西の空にはなんだか厚い雲が見えました。

心が温かくなる本を読んでいました。

読み方次第では、怒る本でもあります^^;

そのうち記事にしたいと思います^^