篤です。
企業理念のブログにようこそお越しくださいました。
ありがとうございます。
今日は『次世代の経営人財育成について考える』
というセミナーに参加してきました。
法政大学の坂本教授のところにいらっしゃったという、
藤井先生の講義&ディスカッションでした。
三人が一つのテーブルで、
課題について次々と話し合っていきました。
次世代の経営人財という題名にも関わらず、
経営者の参加は少なかったように思います。
どんな能力が次世代の経営者に必要だと思うか、
どのような育成が有効だと思うか、
などについて話し合いました。
必要な能力については、
とにかく誠実であること、
公平であること、
志があること、
加えて「運」があることなどがあがりました。
「運」がないと、
他の資質があってもダメかもしれないけれども、
誠実に日々身を律することで
「運」を見方につけられるのではないか
という意見も出ました。
企業理念と同義語として、志が核である、
志が最も大切な資質である、
という意見はあちこちから出ていました。
企業理念(志)はあるだけではなく、
どれだけ強い想いなのか、
ということが鍵のように思いました。
育成方法としては、いろいろな部門を渡ること、
子会社の経営を任せること、
修羅場をくぐらせるなどがありました。
老舗が幼少期から帝王学を叩き込むのに対し、
そういう教育を受けてきていない人が
経営者になるのには、自ら学ぶ姿勢も問われます。
右肩上がりの時代ではなくなった現在、
お膳立てに預かるだけでは経営はできない。
今までとは異なる資質が求められている
とのことでした。
異なる資質とは具体的にどのようなことなのかは、
いろいろな意見がでて公式にはなりませんでした。
多様化が進んだ現在、それぞれ必要な資質が
異なってくるように思いました。
とても充実した3時間半でした^^
うなずくところあり、異論を述べるところあり、
違うからこそ面白いと思うひと時でした^^
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。
私の中の経営者の資質の一つには、
「育ちがいいこと」というのがあります。
お金もちという意味ではありません。
きちんとものごとの良し悪しを身につけていて、
こすっからい考え方をしない、
損得よりも利他を考える、
礼節を知っている、
ごめんなさいが言える、などの資質です。
高度成長期前後の創業者の時代とは、
違う資質ですね^^