篤です。


企業理念のブログにようこそお越し下さいました。

ありがとうございます。


また見つけてしまいました^^


ご飯を作ろうと乾物の引き出しを開けたら・・・。


「創業元禄二年 半兵衛麩」の文字が!




それでは、いってみましょう^^/


半兵衛麩は、京都 東山五条大橋にある麩屋です。



創業は元禄二年・・・というと、1689年


今年でなんと324年の老舗です!!


「生類憐れみの令」の頃です。



現在は11代目です。


一代が約30年ですね。



<家訓>


☆先義後利


義を先にして利を後とする者は栄える


「義」とは、正しい人の道のこと。


「利」とは人の強欲を指します。


人様のお役に立つ商売をし、


それによって得た利益を世の中の為に使う。



☆不易流行


「不易」とは変わらないもの、


「流行」とは移り変わるもののこと。



ご先祖から代々受け継がれてきた大切な教えや


考え方は決して変わることなく守り続けています。



その一方で、新しい技術の研究や、


現代のニーズに合わせた商品開発に励み、


常に「お客さまにとってお役にたつ存在」で


あり続けるよう革新しています。




この考え方は、「石門心学」から来ていて、


三代目の三十郎氏が定めたようです。



「石門心学」は、石田梅岩が唱えた教えで、


正直・倹約・勤勉を説き、


商いの利潤は武士の俸禄と同じく


正当に請求できるものという教えのようです。




現11代目が子どもの頃から聞いた話が


出版されています。


『あんなぁよおぅききや』です。



HPにはコラムとして掲載されていますので、


読んでみることをお勧めします。



「聞きや 一言一句もらさず聞きや



聴きや よく聴いて覚えておきや



利きや 役に立つように気を利かしや



効きや 立派な効果を期待しているよ




戦争で小麦が統制品になった頃、


「闇の麩を作れば儲かるのはわかっているけど、


ご先祖さんが大切にしてきた麩を


闇で作ることは申し訳なくてできひん。


このまま馬鹿正直な麩屋のままでええ。」


この台詞は先代(10代目)のものです。



鉄の供出で機械も焼釜も出してしまい、


再開することができなかったそうです。



自分の代で立て直すことができないと思った先代が、


現当主に語って聞かせたのが


『あんなぁ よおぅききや』です。


あんなぁ よおぅききや


ものすごく大切なことが、


とてもわかりやすく書かれています。



この丁寧な生き方がHPにも現れています。


本店には展示室もあるようです。


お麩を使ったレシピも沢山載っています。


このHPは是非見てください!!



最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

お麩が好きな娘と私・・・。

御用達は新潟のお麩だったのですが、

たまたま半兵衛麩を購入しました。

今日企業理念を調べているうちに、

大ファンになってしまいました^^/

これも企業理念の効果ですよ!!