篤です。


企業理念のブログへお越しくださいまして、ありがとうございます。



引き続き『天才!成功する人々の法則』について

お伝え致します。



IQの高い子どもをマークし、

その人生を観察した結果が載っています。


IQが200近くあっても、下級階層の神童は、

ほぼ名声を得られていなかったそうです。


コミュニティの影響が大きく、

「たった一人で成功した者はいない」とありました。



うまく自分の能力を伝える術、

世間を渡る智恵が身につけられなかった場合、

IQが高くても成功するのは難しいようです。




ジョー・フラムという弁護士は、

名門法律事務所では相手にされませんでした。


やっと雇って貰った事務所は「仕事を選ばない」

事務所でした。


そこで当時は名門事務所は扱わないM&Aに

どっぷりつかり一万時間を確保しました。



その後時代がM&Aを重要視するようになったとき、

フラムは第一人者になったのです。


一万時間が持てる環境にあったこと、

フラムが活躍した時代背景、

好機という「個人を超えた視点」です。




文化的な影響についても述べられています。



航空機事故で、韓国のパイロットの話が載っています。


韓国では目上の人に「ものを言う」のはよくない

という文化があります。



これは日本にもありますよね。



「子どものくせに大人に「口をきいた」」という表現を

時折耳にしました。



この韓国のパイロットは燃料がないことを

機長に的確に伝えることができませんでした。



遠回しに示唆するような発言をしたり、

管制塔に「こちらは燃料がなくなりかけています」

と言います。



事態は燃料が無くなりかけているどころか、

一刻を争う状況なのに・・・です。


結局飛行機は墜落してしまいます。


これは生まれ育った環境の与える影響として

どうしようもないことのように書かれています。



事態を打破するために、

この航空会社では会話は全て英語で行い、


韓国の文化と別の世界を

コックピットに作ることを実行し、

成果を上げたそうです。



しかし、企業理念として、

「お客様を無事に目的地までお連れする」ということが

明確だったとしたら、


文化的な要素と、多くのお客様の命とを秤にかけて

文化が勝つとは思えませんでした。



お客様の無事よりも、

機長に対する気遣いの方に重要な位置づけが

されていたようです。


普通に考えれば、あり得ないですよね。


文化の影響というものは、

時として、とても恐ろしいものだと思いました。



明日はこの文化について、

日本人のすばらしさについての

部分をお伝えしたいと思います。



最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

多くの人の命を巻き添えにしながら、

自分の命も失われるという事態で、

文化という要素が働くということが

感覚として理解できませんでした。

企業理念という最大級の定義があったら・・・

それが何よりも優先されるという決めごとがあったら・・と。

「伝えなくてはならないことが言えない」などということで

命を落とすのは絶対にイヤだと思いました。