篤です。


企業理念のブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。



引き続き、八天堂についてお伝え致します^^




3代目はドイツパンの名店で修行し、

八天堂を洋菓子から「パン屋」に変更させました。



和菓子屋→洋菓子屋→パン屋と、

業態を変化させているのがおもしろいですね!



そして3代目のパン屋は大成功し、

「無添加・手作り・天然酵母」を看板にして、

広島県内に10店舗を数えるまでになりました。



ところが、店舗を拡大するに従い、

「良い商品」から「売れる商品」へ変化させてしまい、

100種類に及ぶパンを作るようになりました。


「気がついたら全店が赤字」だったそうです。



それを解消するため、袋詰めのパンを売るように

なりましたが、それも行き詰まってしまいました。



そこで3代目が行ったことは、

「八天堂の原点を見つめ直すこと」でした。



八天堂の創業の理念である、


「食べた人が喜んでもらえる良い商品を、

心を込めて製造販売する」を

再び目指すことにしたのです!



企業理念への回帰です!!



八天堂が八天堂である理由を感じていただける

「お品」を創ることにしました。



パンのランキングを調査し、

自社に合うもの、今までの智恵が活かせるものとして、

クリームパンを選択したのです。



100種類から、1種類への絞り込みです!



この決断は並の胆力ではできないです。



企業理念への回帰という強い志があればこそ、

決断できたのではないでしょうか。




クリームパンは好みがはっきり出る種類です。



八天堂が目指したのは、

一部の人に好まれるクリームパンではなく、

日常的に多くの人が食べるクリームパンでした。



「飽きることのないよう、大きな特徴をだすことには

こだわっていない」そうです。



けれども、クリームをフレッシュな状態で販売するために、

冷蔵してもやわらかく、しっとりしたパンを開発し、


ケーキという視点からデザートとしても食べられる

クリームパンにすることで、

「スイーツパン」というジャンルを確立させました。



飽きることのない日常食べられるパンを

より良いものに創造していった結果、


大きな特徴というか、新しいジャンルを創ってしまいました!



この誠心誠意のパン作りの現れが、

「空飛ぶくりーむパン」になりました。


毎日行われる販売店への空輸です。



心意気ですよね!




この心意気は、採用にも現れています。



同業者で経験を積んだ人は採用しない。

調理技術を持つ専門学校からの卒業生も採用しない。


業界の知識を持たない新卒者を採用しています。


これは100種類にも増えてしまった経験からの

戒めなのでしょうか。



ひとつひとつの「お品」を徹底的に考え抜き、

丁寧にお創りする。

精一杯の心を込めてお創りする。



八天堂が創らせていただく「お品」と

関わっていただけるすべての人に、


「おいしい」と「うれしい」を「安心・安全」とともに

お届けすることを使命としているそうです。



今日の記事は、HPの他に、

『逆転思考で勝つカイシャ 空飛ぶクリームパン』を

参照させて頂きました。



明日も続きます!


最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

製造を作るではなく「創る」という字をあえて使用しています。

ここにも3代目の「思い」が凝縮されていると感じました。