篤です。


企業理念のブログにお越し下さいまして、ありがとうございます。


引き続き「ドラッカー塾」での学びをシェアしたいと思います。



ドラッカーに対してテイラーの科学的管理法が

引き合いに出されています。


「科学的管理法では一時間当たりの生産性を

最大化できても、500時間当たりの生産性を

最大化できない」


「テイラーの科学的管理法の作業分析は

どのようにするかという問いであり、

この仕事から何を期待するのかという

問いではなかった」


ここから、

「時間軸を長くしたときの効率化に

企業理念は影響を与えるのか」

ということを考えてみました。



企業理念は時間軸が短い場合には、

判断基準として有効だけれども、

効率化としてはどうでしょうか。


作業の取捨選択には有効ですね。



では、時間軸を長くした場合にはどうでしょうか。


500時間・・・約三ヶ月です。

もっと長く、一年、二年ではどうでしょうか。


ボディブローのように効いてくると思います。



企業理念が浸透すると、全社員が同じ方向を向きます。


一人ひとりが企業理念に沿う形で

全ての業務を遂行します。


ほんの小さなことでも、

継続すればものすごい改善につながるでしょう。


効率化は、していいところと

してはいけないところが明確になるでしょう。



以前、円生落語の「鯛の尾頭」のことをお伝えしました。

効率化は「すればいい」というものではない、ということです。


鯛の尾頭を効率化したら切り身です。

それは「鯛」を食べた時にどう影響するのか。

鯛は尾頭付きだから意味がある、という内容でした。



効率化していいところは、企業理念に沿うことで、


どんどん進むと思います。



人の心が身体の使い方を決定し、

身体の使い方で理性としての

数値化できる結果が現れる。


最初に心=企業理念ありき だと思います。



長い時間軸こそ企業理念の有無、

企業理念の在り方が効いてきます。


それが存続年数にも影響する。


存続できるということは、

利益を上げているということですね。


こういう観点から企業理念を考えると、

「企業理念は経営に直結しない」ということが、

短絡的なことに気づかれると思います。



一つのアドバイスで、

「一日の売上○○%アップ」 は方法論です。



企業理念は施策方法論ではありません。


けれども企業理念の影響は大きいということが

理解できるのではないでしょうか。



最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

今日は娘が卒業した小学校に呼ばれて、

受験経験談をお話してきました。

受験は、どの学校に行けるのかということよりも、

子供自身が自分の将来について

いろいろと考えることに意義があるように思えてなりません。

終わったから言えることなのでしょうね^^;