篤です。


今日は風が強くて、体感温度がとても低く感じました。

でも閉めた窓の内側は、陽が当たってポカポカ^^/

猫科の私にはひなたぼっこができて幸せな日でした♪



さて、社長さん。

ちょっと二人に聞いてみただけなのに、

なんだかあっちもこっちも問題がありそうで、

ちょっと行き詰まってしまった感があります。


そこで常務と専務ともっと話し合ってみることにしました。


<社長

先日の案は見て頂けましたか?

私は社内で少し聞きとりをしてみました。

思っていたよりいろいろな方向の問題がありそうで、

これは「心して掛からないとならない」という思いを

改めて強く感じました。

お二人の意見を聞きたいのですが。


<常務

まだ調査していないのでなんとも言えないのですが、

社長の思いはわかりました。

しかし、これをそのまま浸透させてよいものかどうか、

正直なところ迷いがあります。

社内でいろいろと話し合って、

その結果形作る部分があるように思えます。


<専務

私はやはり企業は営利団体であり、

利益をあげることに注力すべきだと思います。

先日費用対効果についてのご説明がありましたが、

単に業務効率化でも効果は同じではないのでしょうか。


<社長

わかりました。

私は経営層の認識を一致させることが

とても重要だと考えています。

もっとお二人の考え方を理解したいので、

時間を作って話し合いたいと思います。

よろしいでしょうか。


<常務

良い会社にしたいという認識は一致していると思います。

私は文言に関することが気になっているだけです。


<専務

私も認識は一致していると思います。

利益保持は良い会社の大前提ですから。


<社長

では、「良い会社」の定義とはなんでしょうか。


<常務

利益が出て、安定していて、未来へ続く会社です。


<専務

利益が伸びて、繁栄していく会社です。


<社長

会社は利益だけが全てではありません。

そこに働く人の幸せや、

当社の製品を使ってくれているお客様の幸せ、

税金を納めることでの社会貢献、

継続して社員とその家族を守る義務

いろいろとあると思います。


私は、その中でも社員の幸せを一番に考えたい。

幸せを感じた社員は必ず会社に貢献します。

つまりお客様にも尽くしてくれます。

その結果として利益も上がり、繁栄も可能になるでしょう。


そこに働いている人が幸せでない場合、

全てのことは成り立たなくなると考えています。


経営層は、社員を心から大切に思い、

社員の幸せを自分のミッションと心得るべきと考えます。

念のため言っておきますが、

これは社員を甘やかすという意味ではありませんよ。


私は自律組織を作りたいのです。



常務と専務は、社員の幸せなんて考えたことがありませんでした。

自分の仕事は業務を遂行すること、

モチベーションは研修などで個々に取り組むもの、

給料が滞らず、会社が存続していれば社員は満足する、

仕事への姿勢は給料を貰っているだから、

一生懸命やって当たり前・・・こう考えていました。


社員を幸せにすることがミッションだって???

二人とも顔を見合わせて黙ってしまいました・・。


つづく♪