篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日はイワセをご紹介します。

 

イワセは新潟県燕市にある、

アルミ・黄銅・鉄・ステンレス・樹脂の

精密複合旋盤加工の会社です。

 

半導体製造装置部品、玩具ホビー部品、

機械部品、医療機器部品と

多岐に渡る部品を製造しています。

 

その上に、

シャワーヘッドも開発したそうです。

 

日刊工業新聞に

「あの映画のような雨体感できる…イワセが開発、

『ショーシャンクシャワーヘッド』の仕組み」

という記事がありました。

 

ステンレス丸棒を削り出したシンプルな形状で、

内部部品が水流で高速回転して

大粒の水が出るそうです。

 

実際に見るとどうやって作ったのか

不思議になる製品のようです。

 

創業は1964年、今年で60年になります。

東京都池袋で

光学部品専門加工の会社として始まりました。

 

1972年に新潟に移転しています。

現在2代目の同族会社だと思います。

 

「請負旋盤加工部品の要望に

 応えるだけの旋盤加工屋では

 生き抜いていけない時代」を痛感し、

 

「この世の中で価値ある小規模旋盤加工屋

 として存在し続ける」ために

保有特許技術、実用新案意匠、商標を

有効活用した自社ブランド商品の開発に

注力しています。

 

その一環で

「ショーシャンクシャワーヘッド」

も開発されたのでしょうか。

 

更に、

新潟大学にはイワセの研究室があるだけでなく、

台湾企業との協業など、

「チャレンジ精神だけは同業他者には負けない」

小粒ながらピリッと辛い会社です。

 

<企業理念(経営理念)>

「イワセの本気」

・本気ですれば、大抵のことができる

・本気ですれば、なんでも面白い

・本気ですれば、誰かが助けてくれる 

 

現社長に交代して以来、

様々な展示会への出店を積極的に行い、

「旋盤加工屋」として確立させています。

 

4つの強みがありました。

 

1.ものづくりの町ならではの柔軟な対応

「地域とのつながりを生かし、

 最終部品の仕上げまでまとめ上げることが可能」

 

2. 世界とつながるグローバルな人材

「アジア圏や英語圏の人材が在籍しており、

 固定概念にとらわれない、

 新しい視点からの製品加工や

 グローバルなモノづくりが可能」

 

3. 高いリピート率

「一度お付き合いのあったお客様を大切にする」

をモットーとしていて、

小回りの良さと迅速な対応で

リピート率は80%超です。

 

4.技術を活かしたオリジナル特許製品

「自社オリジナル商品の開発・販売など、

 多岐にわたり新たな視点で皆様に製品を提案」

 

技術を揚げた攻めの経営は、

紹介していて楽しくなりました^^

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

『ショーシャンクの空に』は

感動する映画です!

「ショーシャンクシャワーヘッド」

の大粒の水滴は、

きっとアンディが脱獄を遂げて浴びた雨粒で、

生きていることの喜びと自由を

イメージしているのかと想像しています。

アンディは無実の罪で

ショーシャンクに送られた優秀な銀行員です。

レッドとの友情が横軸になっていて、

心温まる作品です。

「ショーシャンクシャワーヘッド」

というネーミングを考えた社員さんは

素敵な感性をもっていらっしゃると思いました^^

篤です。

 

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ありがとうございます。

 

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今日は週刊メルマガを発行しました。

今回は『到知』にあった栗山監督の

対談記事からの学びをシェアしました。

負ける時には「余計なこと」が作用している?

運はひき寄せるより見放されないこと!

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今日は小嶋工務店をご紹介します。

 

小嶋工務店は東京都小金井市にある、

木造注文住宅の建築販売をしている会社です。

 

『到知』の「到知随筆」に

小嶋智明氏の投稿記事があり興味を持ちました。

 

創業は1965年、今年で59年です。

現在2代目の同族会社だと思います。

社員数は54名です。

 

<コンセプト>

「東京の木で家を建てる。」

 

<コーポレートメッセージ>

100年先を見据えて、東京の木と共に。

 

<企業理念>

「一生の暮らしを快適に」

〜多摩の檜で造る、東京の家〜

 

1.一生快適な根拠ある住まいを造る

2.地域に根付いた百年企業になる

3.東京の森を、山を、そして環境を守る 

 

「根拠のある住まいづくり」

を大切にしています。

 

「仕上がってしまえば見えることのない、

柱一本、ビス一本にも使用する拘り、

根拠を持ち建築される皆様に

安心してお住まい頂けるようにしている」

 

「最新の技術を積極的に導入し、

二十年後、三十年後と住まい手の皆様と

大切に建物を守っていきたい」

とありました。

 

・耐震対応:最高等級3を全棟で取得

・高性能住宅:高断熱・高気密・高耐久

・365日快適な空間:

 夏は爽やか、冬は温かく

・シロアリ対策:薬剤を一切使わず、

        人に優しい防蟻方法

・安心保障:全棟設計性能評価及び

      建設性能評価を実施

・建ててからの繋がり:

 安心のメンテナンスとお付き合い 

 

更に

「友人の家を造るつもりで」として、

恩師の家や、

学生時代からの友人の家などを

手掛けているそうです。

 

積み上げられた信頼関係がうかがわれ、

それは会社に対する信頼にも

つながっています。

 

そして、

数々の受賞歴を挙げ、

根拠としています。

 

「家造りの楽しさを共有する」として、

「旅行の計画をしている時のような

 ワクワクした気分」

「感動して頂ける家造りを」

提供しています。

 

「建ててからが本当のお付き合い」

として、

定期点検、定期訪問だけでなく、

住まいの困りごとへの対応や、

様々な情報提供など、

関係性の維持を積極的に行っています。

 

「多摩産材使用量」はNo.1とあり、

「地産地消の家づくりを通じて、

 東京の林業を活性化し、

 東京の森を育て

 未来の子どもたちに残していく

 というサスティナブルな取り組みが、

 高く評価されている」

とありました。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

「東京の森」という言葉に

違和感がありました。

けれども、

東京は23区だけではないので、

十分「東京の森」は存在します。

「東京」に対して、

固定観念があることに

気づきました^^;

篤です。

 

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ありがとうございます。

 

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今日は会社の紹介ではありません。

 

『到知』のメルマガに

お茶の水大学名誉教授の外山滋比古氏による

「人生の後半をどう生きるか」

という記事がありました。

 

その中で外山氏は

「座右の銘を持つなら、

 単に人から聞いたり、

 本から拾った借り物を安易に掲げるよりも、

 自分の人生から導き出した

 信念のこもった言葉にするべきだと思っている。

 そしてその言葉は、

 その時々に変化していくほうがいい。

 それは決して変節ではなく、

進歩の証しだと私は考える」

と述べていました。

 

個人の座右の銘は、

企業理念とみなすこともできます。

 

自分を律するものであり、

判断の拠り所になるものです。

 

そういう言葉は、

「単に人から聞いたり、

 本から拾った借り物を安易に掲げる」

ことを戒めています。

 

これは肚落ちしないからだと思いました。

 

企業理念を創る時にも、

自分で考え抜く事こそが大切

であることをずっとお伝えしてきましたが、

それと同じです。

 

稲盛氏は、

そういう企業理念が見つかるまでの間は

京セラの文言を流用してもいい

とご指導されていたようですが、

そのままになっている会社もたくさんあります。

 

同じ言葉に辿り着いたのであればいいですが、

格好だけ真似したようなところも

ありそうに感じています。

 

「自分の人生から導き出した

 信念のこもった言葉」

に勝るものはありません。

 

だからこそ、

それを軸にして

すべてのことが考えられるのです!

 

ひとつの例外もなく、

心を鬼にしなくてはならないことが

起きたとしても、

それに向かっていく勇気が

得られるのです。

 

尚且つ外山氏は

「その時々に変化していくほうがいい」

と述べています。

 

これも企業理念を聖域にするな、

という考え方と同じです。

 

「変えてはならないもの」と

「変えていくべきもの」

判断も重要になります。

 

聖域にしないからといって、

常に変動させるのも違います。

 

「その時々」を

どのように受け止めるかが大事になります。

 

根底の想いは遺しながら

変化させていくこともできると思います。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

「人生の後半」は、

江戸時代の俳人、滝瓢水氏の読んだ

「浜までは海女も蓑着る 時雨かな」

を挙げ、

浜までは濡れずに行きたい、

というのが海女の気持ちと同様に

「少しでも自分を愛おしみ、

 最後まで努力を

 重ねていかなければならない」

「死ぬ時までは、とにかく蓑を着る。

 日が照りつければ日傘を差す。

 そうして最後の最後まで前向きに、

 少しでも美しく立派に生きる

 努力を重ねていくべき」

と説いていました。

篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

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今日は山一興産をご紹介します。

 

山一興産は千葉県浦安市にある、

生コンクリートと建設資材の会社です。

 

創業は1963年、今年で61年になります。

内山コンクリート工業として始まりました。

 

現在三代目の同族会社で、社員数は124名です。

 

『到知』に和倉温泉の小田貞彦氏との

対談記事がありました。

 

そこで柳内光子社長はお母さまからの教えや、

お兄さまからの承継などを語られていました。

 

「我が社に脈々と受け継がれてきたもの」は

「社員への愛情」です。

 

「経営を突き詰めると愛に行き着く」とあり、

柳内氏は

「家族も全部含めて絶対幸せにしてやろう」

と経営してきたそうです。

 

経営者としての信条として

「社員は我が社の宝物、社員は家族」

とありました。

 

大きな愛を感じました。

 

<企業理念(推定)>

人と人とのつながりを大切にし、

常に全力で挑戦と創造と感謝の思いをもって

豊かな地域社会への貢献をし続ける。

 

「人生でも経営でも、

世の中のため人のためという

“大義”をもって取り組むこと」

が大事だとあり、

生コンの事業だけでなく、

福祉施設や農業法人や日本語学校なども

運営されています。

 

「こころの“絆”もうひとつの家族」として、

江戸川豊生会、健勝会 睦沢の里、

健勝会 浦安ふじみクリニック、

草苑保育専門学校、国際協力日本語学院、

訪問看護や福祉用具のラビット

が掲載されていました。

 

HPは携わった建築物が流れていますが、

「生コンクリート」は表出していません。

 

働く人への愛と、社会貢献

という両輪が見事に駆動していますが、

それを支える生コンクリートが見えないのは、

建築の在り方に似ているように思いました。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

「社員さんをゆりかごから

墓場まで面倒をみてあげたい」

そうです。

そして

「何歳になっても働き続けていい」

「一度辞めてもまた戻っておいで」など、

関わる人への愛情が半端ないです。

昭和の肝っ玉母さんを

イメージしてしまいました^^

篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

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今日は

「人と農・自然をつなぐ会」をご紹介します。

 

「人と農・自然をつなぐ会」は

静岡県藤枝市にある茶園です。

 

創業は1975年、今年で49年になります。

 

「無農薬茶の会」として始まりました。

完全無農薬、

有機栽培でお茶を生産しています。

 

「会」としているのは、

藤枝市を中心に仲間を増やし、

より良い無農薬茶の生産、

そして食の安全を追求していく活動を

しているからです。

 

社員数は写真からは14名ほどのようですが、

会員さんはイベントの写真から

150名以上いらっしゃるように見えました。

 

2015年には

日本農業賞「食の架け橋の部」で

優秀賞を受賞しています。

 

日本農業賞というのは、

意欲的に経営や技術の改善に取り組み、

地域社会の発展に貢献、

食や農の担い手として

先進的な取り組みをしている方を

評しているものです。

 

「食の架け橋」は、

「生産者と消費者の交流が

 あってこそ成り立つ」

と定義しています。

 

受賞の挨拶でも

「想いを汲み、

 買い支えてくださっている方、

 交流会に参加してくださっている方々

 とともに受賞したのだ」と語られていました。

 

<企業理念(推定)>

想いを繋ぐお茶作り。

 

海外でもオーガニックの日本茶が

見直されているようです。

 

また、

認知症の予防として緑茶が有効であることも、

いろいろな記事で見かけるようになりました。

 

日本の文化であり身体にもいい緑茶ですが、

生産者はどんどん減少しています。

 

「人と農・自然をつなぐ会」のような

活動が各地でみられるといいですね!

 

狭い日本ですが、

各地のお茶はそれぞれに特色があります

私は牧之原の深煎りのやぶきた茶と、

知覧茶が好きです^^

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

お茶の生産者減の大半は後継者問題です。

私の父の実家でも茶畑がありましたが、

伯父の高齢化に伴い止めてしまいました・・・。

どんなお茶を飲んでも

伯父のお茶が一番美味しい と思っていたので、

とても残念でした。

その伯父もお茶の生産をやめた翌年に

亡くなってしまいました。

お茶をつくることが

生甲斐という感じではなかったですが、

気が抜けたのかもしれませんね・・・。

篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日はサンコーについてです。

 

2021年の6月にご紹介したサンコーの記事が、

ITmediaに載っていました。

 

タイトルは

「『のれる扇風機』が即完売 

“転売騒ぎ”になるほど人気になった2つの理由」

です。

 

メーカーが「サンコー」とあったので、

もしかして?と調べたら、

思っていた通りのサンコーでした。

(サンコーという社名は複数あるのです)

 

このサンコーの企業理念は

「面白くて役に立つものを展開する」

です。

 

「おひとりさま家電」や

「働く男達に」としたネッククーラーなど、

時代に先駆けて提供していました。

 

今回は「のれせん」こと、

ヘルスメーターのように乗ることで

下から風が吹いてくる扇風機です。

 

ありそうでなかったものです^^

 

そして何よりも

「面白くて役に立つもの」です!

企業理念が活きています!

 

ITmediaの記事を読んでいて

嬉しくなってしまいました。

 

なんだか商品紹介のようになってしまうかな・・

とためらいもあったのですが、

企業理念が会社を動かしている実例として

強いインパクトを感じたので

この記事を書いています。

 

企業理念には会社の存在意義として、

何をもって、どのように、

誰に貢献するのかを明記しなくてはならない

とか、

いろいろな「べき」論がありますが、

私はずっと研究してきて、

どんなに「正当」でも

使われない企業理念なんて意味がない

と考えています。

 

伊那食品工業の

「いい会社をつくりましょう」も、

未来工業の「常に考える」も、

こういう「べき」論からいったら

「正当」ではありません。

けれども活きています!

 

サンコーの

「面白くて役に立つものを展開する」

も同じです。

 

こういう企業理念こそ、

活きた企業理念だと思います。

 

共感も呼ぶし、

活動の軸にもなるし、

風土や文化の土台にもなるし、

何より働くひとの口の端に上るのです!

 

活かされる企業理念は最高ですね^^/

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

「のれせん」は

お風呂上りにそのまま乗れるように

濡れたままでOKです。

床のほこりを舞い上げないように、

風の取り込み口も

本体の上に設置されています。

風の出かたも流体力学を応用しています。

扇風機では成し得なかった

気持ちの良さを実現させています。

お風呂上りに汗をかくと、

なんだか残念な気持ちになりますものね^^;

次はどんな製品が出て来るのかしら。

とても楽しみです!

篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日は会社の紹介ではありません。

 

応援している下仁田納豆の南都社長のブログを

リブログさせて頂きます。

 

下仁田納豆は、

昔ながらの経木納豆を提供している会社で、

以前ご紹介しています。

 

リブログの

”商業界群馬ゼミ~最終講演振り返り”

の中に、ニチイのお話があります。

 

是非読んで頂きたいと思いました。

ニチイの企業理念を調べようとしたのですが、

「かつて存在した」会社であり、

2011年にイオンリテールに吸収合併されていました。

 

ニチイは

日本の総合スーパーブランドのひとつで、

ニチイの後はサティという名称に変わって

営業していました。

 

スーパーの経営だけでなく、

ファッションビルのビブレも運営していました。

1996年からは社名もマイカルに改称して

経営していましたが経営破綻となりました。

 

「ニチイ学館」系列は関連ありません。

 

 

リブログした記事にあるような会社が

どうして消えることになったのでしょうか・・。

 

その時企業理念は

どのように機能していたのでしょうか。

 

マイカルの方のwikiに情報がありました。

 

ニチイの創業は1963年です。

「セルフハトヤ」と「岡本商店」

「エルピス」「ヤマト小林商店」の

4社の新設合併により設立されました。

 

そして初代社長に

セルフハトヤの社長であった

西端行雄氏が就任されています。

 

セルフハトヤの時代から継承した、

「誓いの詞」があり、

朝礼で唱和されていたそうです。

これが企業理念ですね!

 

<ニチイの企業理念(誓いの詞)>

人の心の美しさを商いの道に生かして

ただ一筋にお客様の生活を守り

お客様の生活を豊かにすることを

我々の誇りと喜びとして

日々の生活に精進いたします

 

リブログしたニチイの対応は、

この「人の心の美しさ」に

遵じたのだと思います。

 

そして1982年の西端氏の逝去により

小林氏が2代目となりました。

 

そして翌年「YM-CAL」を

企業哲学として制定しています。

 

「Young & Young Mind

 Casual Amenity Life」の略称です。

「いつでも若々しく健康的で快適な生活」

という意味だそうです。

 

1988年には社名も変更し、

経営破綻への道を進んでいきました。

 

企業理念の断絶が

ニチイの衰退の元凶と推察します。

なんと残念なことでしょう・・・。

 

変えてはならないことと、

変えていくべきことを間違えると

このような事態になりかねません。

 

企業理念は絶対的なものではありませんが、

変えてもいいものですが、

本当に変えなくてはならないのかは

よくよく吟味しなくてはなりません。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

ニチイの名前も「マイカル本牧」も

記憶の中にぼんやりと残っていました。

経営破綻後もクーデターがあったり、

「人の心の美しさ」など

微塵もなくなっていたようです。

マイカルグループ全体での負債額は

1兆9,000億円にもなり、

小売・流通業の倒産としては

戦後最大規模となったそうです・・・。

西端氏の無念さを感じました。

 

 

 

 

篤です。

 

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ありがとうございます。

 

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今日はテクロックをご紹介します。

 

テクロックは長野県岡谷市にある、

精密測定機器を製造販売している会社です。

 

最小目盛が0.0005mmという

精密測定機器の他、

たくさんの種類の精密測定機器がありました。

 

更に、

DX関連のサービスも提供しています。

 

創業は1950年、今年で74年になります。

 

精密計測機器の製造販売の

東京電気時計として始まりました。

 

テクロックへの改名は、1962年です。

 

<企業理念(推定)>

物づくり、場づくり、人づくり

 

「よいものを作るには、

 よい場が必要で、

 よい場はよい人たちが創り出す」

 

「人ありき」の企業理念であり、

働く人を大切にしている感じがします。

 

「測り方を変える『測定DX』」

を提案しています。

 

ものづくりにおいて

「正しく測定する」ことは

必要不可欠ですが、

測定現場は旧態依然とした

在り様のところもたくさんあり、

その問題解決のための

「測定現場の環境改善」と

「測定情報の有効活用」を

実現する測定デジタルトランスフォーメーションです。

 

測定データのペーパーレス化、

Bluetoothでデータを飛ばす方法、

データの管理・分析への要望、

もちろん製品の品質向上

などへの対応として、

「測定データのデジタル化・分析を

 簡単に実現する

 クラウド型IoT測定ソリューション」

を提供しています。

 

ものの測定には

それぞれに定められた公差があります。

どの範囲であればOKとするのか、

という基準です。

 

精密測定器であればあるほど、

ちょっとした測定物の挟み方の違いが

誤差となって現れますし、

気温・湿度による影響も受けます。

 

「何のために」が不在であれば、

いい加減な測定になってしまいますし、

丁寧過ぎても間に合いません。

 

絶妙なバランスも

人手をかけなくていいところは

自動化しているからこそできることです。

 

測定現場の自動化は、

ものづくりにおいて

とても大きな影響があると思いました。

 

2018年に経済産業省の

「はばたく中小企業300社」

に選定されています。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

測定機器は買って使って

というだけでなく、

そのデータが正しいかどうかが

最も重要になります。

そのため、

毎年検定もしなくてはなりませんし、

何か不具合が起きれば

受入検査の段階まで遡って

原因が追究されます。

その時に紙に乱雑な文字で

書かれたデータを見るのではなく、

デジタル化されて

MAXの検査数値もMINの数値も

瞬で得られたら楽ですね!

公差はMAXの数値で試験して、

MINの数値で試験して

決められればいいですが、

そういうことは少なくて、

過去データや安全な範囲を狙って

制定されることも多いです。

何かの部品のMAXと、

他の部品のMAXが重なるとNG

ということもあり得るので、

測定値のデジタルデータ化は

とても有効だと思いました!

Bluetoothの

精密計測機器がたくさんあるのは、

需要が多いことを示しているのでしょう。

篤です。

 

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今日は週刊メルマガを発行しました。

今回は「働かないおじさん、おばさん」

「妖精さん」問題の解決法を検討してみました。

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今日は会社の紹介ではありません。

 

『到知』に連載されている、

佐藤等氏による「ドラッカーの教え」

からの学びをシェアします。

 

「ドラッカーが求めたものは

『いい社会』の実現であり、

『いい会社・組織』とその手段にすぎない」

とありました。

 

「いい会社」は何のために必要なのか、

ということだと思いました。

 

働く人が幸せになり、

関わる人たちも幸せになる会社が

「いい会社」だとすると、

そこに関わる人たちが

幸せを感じられるということなので、

そういう人たちが増えれば増えるほど、

社会全体にもいい影響が増してくることは

簡単に想像できますね!

 

ドラッカーの教えの第一人者である

上田惇生氏は

ドラッカーが取り組んだ命題は

「人間の幸せとは何か」である

としています。

 

そしてマネジメントは

人間の幸せ実現のための

方法として発明されたとあり、

この考え方では

マイクロマネジメントなんて

あり得なくなります。

 

更に

「社会というものは、

 一人ひとりの人間に対して

『位置』と『役割』を与え、

 重要な社会権力が

『正統性』をもたなければ機能しない」

とありました。

 

社会人というのは

「社会という人間の環境において

『居場所』をみつけた人」とあり、

組織こそ生計の資であり、

社会的な地位を与えるものであり、

コミュニティとの絆を

手にすることができ、

自己実現を図る手段

と続いていました。

 

働くことは、

それを通して多くの幸せを

手にすることができそうですが、

そもそも位置も居場所を与えず、

企業理念からの役割も見えず、

強みを活かすこともできなかったら、

働く幸せにはつながっていかないのです。

 

役割は、

その部門のその上司の発する

命令に対する役割では意味がありません、

社会に対して自分の仕事が

どのように役だっているのかが

認識できることが「役割」なのです。

 

位置も役職ということではありません。

居場所としての意味合いの方が

強いのではないでしょうか。

 

役職がつくかどうかが問題ではなく、

居場所があるかどうか、

そこで自分が活かせるかどうかが

「位置」なのだと思います。

 

役割に対する大切な思考がありました。

「なされるべきことを考えることで、

 何をしたいかではない」

ということです。

 

企業理念に対して

「なすべきこと」と「何をしたいか」

が共通していることが一番ですが、

もし違うのであれば、

会社の中で優先されるのは

企業理念からの

「なされるべきこと」なのです。

 

「何をしたいか」を優先させたい人は、

起業ですね^^;

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

「何をしたいか」は、

世の中をよくする観点から考えていると、

「自分がやらなければ!」

という強い想いに

育っていくように思います。

そうなると、

そのための手段が必要になり、

起業に至るのでしょう。

こうして創られた会社は、

ちょっとやそっとでは

凹みそうもないですね^^

そして、

どんどん「いい社会」が

実現されていくのだと思います!

 

篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

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今日はベジブルをご紹介します。

 

ベジブルは愛知県小牧市にあるスーパーです。

「ワケあり青果の激安店」として、

規格外品や余剰在庫などの

「ワケあり」の野菜や果物などの

食品を格安販売しています。

 

創業は2009年、まだ若い会社です。

「ブルーム」として始まり、

2020年にフードロス削減を掲げて

青果業に参入しました。

 

毎日新聞に

「トマト1個40円 

 昼には売り切れ御免のスーパー 

 貫く『正直商売』」

とあり興味を持ちました。

 

「安く仕入れて安く売る正直商売を貫く」

と明言しています。

 

「人の生活により密着した商売をしよう

」という想いと、

緊急事態宣言による

給食食材の大量廃棄の報道から

「廃棄が迫る食べ物を安く売るビジネス」

が生まれたそうです。

 

イノベーションですね!

 

毎日新聞によれば

「東海地方を中心とする農家や食品加工会社、

 商社100社以上のほか、

 家庭菜園をしている一般家庭約150軒から、

 傷がある収穫物、賞味期限間近、

 シーズンを過ぎたものなどを仕入れ、

 通常の2~7割程度で販売している」

そうです。

 

社員数は50名です。

 

<コーポレートメッセージ>

「もったいない」を、「ありがとう」へ。

 

<スローガン>

「なくそう!フードロス!」 

 

社長の堀内氏は

愛知県に大型リサイクル店4カ所を展開する

「キンブル」の創業者である

櫟(いちのき)氏のお孫さんにあたります。

 

お祖父さまの

真面目にコツコツ「正直商売」を継承し、

食品が想定より高値で売れた際、

場合によっては仕入れ先に

返金することもあるようです。

 

値引きを要求しない会社はあっても、

儲け分を返金する会社はありません。

お客様に低価格で売るよりも、

時間軸を長く捉えていると思いました。

 

互いに生かし合う

共存の在り方としても素晴らしいです!

 

「多くの人に支えられ、求められる

 息の長いビジネスをしていくことが目標」

とありました。

 

「息の長い」これです!

ここを考えた時に、

いっときの低価格販売ではなく、

低価格でありながら必要以上にしない

という判断ができるのではないでしょうか。

 

日本の社会課題としての食品ロス、

食の格差解消のため、

規格外・キズもの・変色などの

出荷が難しい訳あり青果、

賞味期限間近・季節もの・

旧パッケージ・エラーなどの

食料品などの買取をし、

それを安価に提供することで

子育て世代・シングルマザー・

高齢者を支援すること、

子育てに伴う

経済的な負担軽減にもつなげています。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

「訳あり品をベジブルに任せることは、

 貴社にとって大きな社会的意義があり、

 ブランドイメージを向上する

 ことにつながります」

というメッセージもあり、

三方よしどころか、

関わる人たちがみんな幸せになるような

存在意義をもつ会社だと思いました。

自宅近くのスーパーでも

家庭内の余剰食品(賞味期限内の未開封品)を

回収しています。

我が家はほとんどフードロスはないのですが、

先日お昼に作ったおかずを

電子レンジの中で保管していたのに

夕飯に出すのを忘れてしまい、

翌日に気づいたときには腐りかけていました(><)

これもフードロスだぁと思いながら処分しました・・。

ごめんなさい・・。