新宮漁港でこんなにネコが撮れるとは思っていませんでした。
1匹を追いかけたら、そこにはもっとたくさんいた。
人には慣れているようですが、警戒心が強いので近づきすぎると逃げてしまう。
被写体として考えるなら、簡単そうでとても難しい生き物だと思います。
中にはエサを期待して近づいてくるネコも。
もらえないとわかったら「プイッ」。
動物を撮っているといつも思うことなのですが、やっぱり信頼してもらうことが大切です。
敵意がないことを言葉なしでいかにして伝えるか。
遠くから近づいたり、目線の高さを合わせたり、向こうが踏み出してきたらこちらが下がってみたり。
大きな音も立てないようにと気をつかうことはたくさんです。
ある程度その真意が伝わると、ネコもすぐ逃げずに撮らせてくれる。
こうして撮れた一枚って思いが伝わったようでとても嬉しいんです！
そして腰をかがめていたら違うネコが絶妙な距離で様子を見計らっていました。
こちらが気になるようだったので「おいで！」と声をかけたら猛スピードで寄ってきてくれたのです！
手始めに顔をスリスリして僕の匂いを確かめたら、やたらと膝の上に乗りたがる。
ネコ好きというのもあるのですが、甘えられるのは素直に嬉しかった。
あまりにもカワイイから落ち着いてくつろいでもらいました。
首筋や頭をなでられるのが好きなようで、ものすごい勢いでゴロゴロと鳴いています。
しかし、そこまでリラックスさせてもカメラ目線は撮らせてくれないんですよね～（汗）
よく見ると、よだれまで垂らしてました。
こうなったら思う存分くつろいで行きやがれ！(笑)
終いにはこちらが癒やされるということ。
動物や自然が持つ力はつくづく不思議で偉大だといつも思わされます。
最近は撮影する場所として漁港や海を選ぶことが多くなってきました。
これは僕の中で撮りたいものやテーマが少しづつ絞れてきているからです。
まだ伝わりやすい言葉に昇華できていないのが悔しいところですが、焦らず自分と向き合っていこうと思います。
もちろん他の場所にも行きますが、こういった場所がしばらく撮影ポイントの中心になりそうです。
新宮漁港の撮影レポートは終わりです。
さらにこの日はそのまま星空撮影に！
こちらの詳細は後日。
タッシー