天気が悪い時はハウス内の草を取ります…
取った後が綺麗になっているのを見るのが快感。草を抜くときのプチプチする感じや、土のフワフワした手触りもいい。
今は少し農作業のボリュームが落ち着いてきたので、社内で勉強会が行われたりもする。
最初は、言われた事をこなすので手一杯だったが様々な疑問点が出てくるのがこの時期。
勉強したからと言って、教科書通りにはならない。その辺りは、ベテランの先輩たちが頼りです。
先週、心身ともに腑抜けダラケきっていた私は風邪を引いた。
熱は無く、主な症状は喉の痛みと鼻水のみで仕事のボリュームも優しめ(にしてくれていたとは思う)だったので仕事には出つつ、休日は寝て治した。
家の2件隣は診療所だったけど、これ位なら寝てれば治ると思ったのだ。
しかしその甘い考えが仇となり、風邪が治るまでの5日間はどことなく世知辛い思いをした。
ドラッグストアなど皆無、生姜湯を作ろうと、いつぞやに採った生姜を見ると全てカビていた。
常備薬は…鼻炎カプセルと鎮痛剤しかなかった。
食欲も減っていく一方。
(今思い返すと、喉が痛かったあの日に葛根湯を飲んで美味しいものでも食べて寝ていれば速攻で治っていたのでは無いかと思うんだ。)
仕事のおかげか、心細さは全く無かった。
白菜を取るときと、路地で霜で浮いてきた玉ねぎの苗を土に埋め戻すのにゼエゼエ言うのはとてもきつかった。普段の3割程度の働きしか出来ていなかったと思う。
やっと休日になったといっても、薬も無く完全に自己免疫に頼っているものだから身体がだるくて動かなかった。
ろくなものも食わず、私の細胞も大変だったろうと思うけど良く戦ってくれた。
コーラとアクエリアスを買う以外家から出ていない。無茶は良く無い。
安静の甲斐あって、週明けにはほぼ完治した。
休みに久々にすき焼きを食べたり、身体を存分休ませたのが良かったのかとてもスッキリする。
あと、区長さんが差し入れてくれた日高産のフルーツトマト。あれは是非現地に行って買い求めたい。いっそ、農家さんの所に行ってお礼が言いたい。
あんなにきめ細やかでおいしいトマトは生まれて初めて食べた。
普段はせかせか動きがちな私を、風邪が上手いことペースダウンさせてくれたのかもしれない。
風邪をひかなくてもなんだけど、
ここでは着飾る必要もない。なんというか、自分の好きな姿で伸び伸びできる。
私の好きな服って機能的で着心地がいい、スポーツウェアのようなものなんだけど
仕事でも厳密に服装が決まっていなくて業務に支障がなければ基本自由っていうのもいい。
だから、仕事の時と休みの時、大体同じ格好をしている。
遠出する時や、友達に会う時は少しおしゃれもするかな。
素でいられるのがいい。
褒められ、とか
愛され、とかそこまで気にしなくていい。
たまにアホらしいこと言いつつ、ちょっと真剣にもなる。
身の丈にあった自分がやっと見つかったかな。


