さて、知る人ぞ知る「東京へろへろ日記」。
私が仕事にかこつけて東京を遊び倒すリポートです。
初日の目的は「ライフスタイルショー」。
東京ビッグサイトで開催されるインテリア用品の見本市です。
この訪れる人に覆いかぶさって来るようなゲートがいいんですよね。
なんだか東大寺大仏殿の唐破風みたいな気がする。
自分の動きに連れて景色がぐーっと変わっていくような建物が好きです。
今回は遊びのスケジュールを詰めなかったので、ゆっくり見学しました。
中の見本市は撮影禁止なので写真はなしですが、
「おっ」と思える新しい商品が結構ありました。
近いうちにご紹介できると思いますので乞うご期待。
んで、その後は小さな会場のプライベートショーみたいのも見て、
初日のお仕事はおしまい。
二日目は朝からSCANDEXの展示会へ。
ご存じiittala、ARABIA、LE KLINTなどの輸入代理店です。
こーんなのとか、
例の「かもめ食堂」のおにぎり皿の復刻とか、
人気のカステヘルミグレーの限定再生産などの情報を得ました。
これまたしばらくしたらご紹介できると思います。
そして今回出張のメインイベント（？）、
東京国立博物館平成館でやっている写楽展へゴー！
いやー面白い。
といっても浮世絵ってそんなに詳しくなくて
写楽なのか歌麿なのか豊国なのかはよく分かりません。
ただ、そこに描かれている役者たちのなんと格好いいことか！
びしっと決まった着物の着こなし、
美しい色と柄の見事な組合せ、
江戸の人達が夢中になって浮世絵を求めたのもよく分かります。
褪色してくすんだ色なのにこんなに格好いいなんて、
刷り上がったばかりのなんてもうべらぼーにキレイだったに違いない。
と、浮世絵を堪能した後は本館特別室でやっている
手塚治虫のブッダ展も観る。
実はこれまで阿修羅展や琳派展やいくつか企画展を観てきたけど、
本館に入るのは初めてだったのです。
すごい！！
さすが国立博物館。
もちろん奈良にも京都にも国立博物館はあるわけですが、
(京都はよく知らないけど)やっぱり規模が違います。
ブッダ展もよかたけど、平常展示のすごさに圧倒されました。
ええーい、こうなったら今日はもうトーハクを味わい尽くすぞ、
と、気合いが入ってミュージアムショップに行ったら
これまた欲しいものだらけ…。
アジアの美術をやっている表慶館も楽しみ、
最後に訪れたのが以前から気になっていた法隆寺宝物館。
谷口吉生設計の建築です。
うっひゃー、むっちゃかっこいいーー。
ちょっと久しぶりに建築に感動してしまいました。
その中で静かに並んでいる重要文化財の弥勒菩薩像たち。
これはもう建物と中身と合わせてひとつの作品ですね。
そいで中のカフェで遅めの昼食を摂り、
気がついたら閉館時間の午後5時。
都合6時間近くもトーハクの中をうろうろしていたのでした。
それでもまだなんだかもっと観たい、と思わせるあたりが
トーハクの実力でしょうか？
おかげで西洋美術館でやってたレンブラントが観れなかったけど、
全然惜しくありませんでした。
今度東京に出るときにも企画展やってたら絶対トーハクに行く～～。