手術が決まり、詳細の説明を受ける。

肉腫が足の関節に隣接しているため、内くるぶしの関節を取らねばならない事。皮膚も取らねばならない事。
皮膚は腰の辺りから移植し、皮弁手術をする。
関節は人工関節を付けるか、足の骨に沿って金属を打ちこみ関節を固定してしまうか。
提示された方法は2つ。

そんなの!人工関節でしょう!!!

と、即座に思いました、実際は。
何故ってこの時まで、足の機能を失ってしまうなんて思いもよらなかったから。
数週間前まで、瘤を取れば済むのではないかぐらいに考えていた。
まさか、、、普通に歩けなくなるなんて。
足の形が変わるなんて。
切断とかいう話になるなんて。


しかし、主治医からの提案は「関節固定術」でした。
理由は人工関節を取り付けても上手く機能する保証がないこと。数年すると劣化によって上手く関節の滑りがいかず痛みを伴うこと。チャレンジしても良いが結局上手くいかず手術のやり直しになればまたその後の治療も遅れてしまうこと。

関節固定術であれば、早い段階で社会復帰も望める。足が固定されるから歩きづらくはなるが生活に支障はそんなに出ないだろう、と。


ホンマかいなーーーー!


けれどその時の自分に、
嫌だ!ぜひ人工関節にしてくれ!!
という気力も、
もっと上手くできる先生いないんですか!!!
と聞く勇気も無かった。

それは、
とにかく早くこれを取ってしまわないといけない。
という思いが強くあったから。
うだうだ駄々をこねているとまた手術日も遅くなって行き、病院を探したりだの色んな面倒が発生する。

とにかくうなだれてその日は帰るしかなかった。


後から何度もその選択で良かったのだろうかと、自問自答する日もあったり、ネットで調べてみたりもしたけれど、同じ状況の症例を見つける事も出来ず、やはり諦めるしかなかった。

それが最良だと言われれば信じるしかない。
そしてこの後こんな事は何度も起こる。
自分では判断のつかない世界…。