『ほとんど記憶にない女』
リディア・デイヴィス/著 岸本佐知子/訳
書店でふと手に取り、
棚に戻すことなくそのまま買ってしまった本。
帯の訳者あとがきに、
読みおわる頃には自分を取り巻く世界が前と少し違って見えた、とある。
自分に興味があるし、自分がいままで出会ってきた人や出合ってきたものやことにも興味がある?
その人たちにとっての自分という存在についても興味があるし、自分にとってのその人たちについても興味がある?
でもそんなことはすべてうそで?興味なんてものはない?
とかなんとかわけがわからなくなってくる。
誰もが一度は漠然と考え、でも、そのときに考えただけで特に記録に残すことなく流されてきた思いたち?
そのようなものを記憶から呼び集め、拾い書きし、読んでみた?
とかなんとかわけがわからなくなってくる。
でももう一度読みたくなる。
この本の世界に入り込みたくなる。
アメリカ小説界の小さな巨人??
たしかにおもしろい。