それでも、今やっていたこと、これからやろうと思っていたことをやらなくてはならないとなれば、それは大変な労力が必要と感じられると思います。
大きな発作症状のあと、その余韻が自分の「このぐらいだったら、何とか大丈夫」と思えるレベルになるまでには、少し時間がかかります。
そして、そうなるまでの時間をあなたがどう過ごすのかによって、回復までの時間、予後が変わってきます。
●あなたがやらなくてはならないこと
大切なのは、そんな状態でありながらも、今までやっていたこと、これからやろうとしていたことを、できる限り試みてください。
そして、その試みに対して、心得て置かなくてはならない三つのことがあります。
・やり通そうとしなくてもいい。
・完全な結果を残さなくてもいい。
・いつもと同じようにやろうとしなくてもいい。
この三つは覚えておいてください。
ただでさえ、いつもよりキツイ発作症状、不安の波の中、今までと同じようには、そもそもできないのです。
そんな状態でもありながら、やるべきことは「やる」は決して、同じように完全にではなく、不完全さがあっても仕方がないけど、そのまんまで、「とりあえず騙し騙し、やってみる」ということです。
そして、もう一つ大事なこと。
それは結果に対して、自分を責めないことです。やってみたという姿勢に拍手しましょう。
私たちは、よく「過程が大事であって…」なんて言われもしますが、実際は「結果をだす」ということが評価の基準になっているのが実際のところ。
親から学校の先生から、上司から…そして何よりも、今のあなた自身が一番それを強く信念としてもっていたりするのではないでしょうか。
だから完璧を求めるでしょうし、負け試合はしたくない。そのために行動という体験を避けがちです。
そんな私たちですから、この事に関しても、苦しいながら「やってみた結果」に、心がざわつき、左右されてしまいがちです。
結果が良くなければ、これは負け試合になりますから、次の時に、「行動の回避」という選択をするようになってしまいます。
それが繰り返されてきた結果が、今のあなたであり、今後もそのような回避行動をしている限り、苦手意識が増えていくことになります。
なので、結果に対しては、あくまで試み、実験の結果であって、それはただ「こうだった」とだけ受け取るにとどめておきましょう。
そんな恐慌状態であっても、やってみた→やれないことはない(結果ではなく)というパターンを自分の行動の指標としてほしいのです。
今のあなたなら、それができます!
レッツトライ!
以上、「パニック発作の後、どうするか」でした。
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