◎インナーマッスルは身体を支え、アウターマッスルはリラックス。


コンディショニング・トレーナー大森です。


今回は、リラックスした、自然体な姿勢でいられるためのコツのお話です。




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昨日のブログに続き、中村尚人先生のワークショップから。

※URLは開催済みのものですので、今後無くなるかもしれません。



ヨガのポーズをする時の力の入れ加減は、なかなか難しいです。

基本的には、リラックスです。

力が入り過ぎると固くなる傾向になります。

しかし、ポーズを保持する筋力は使っているわけです。

ポーズを保持する筋力が弱いと不安定になり、かえって無意識の緊張感を生みます。

「力まずに支える」
「不安定にならずにリラックスする」

というバランスをいかに見つけることは決して矛盾するものではないのですし、

「ポーズを練習することで、自分自身と向き合う」

ことにつながると思っています。



ただ、感覚だけでは分かりにくいところを、中村先生は一言おっしゃったのは、

「インナーマッスルは使って、アウターマッスルはリラックス」

といったことでした。(たぶん。^_^;)



筋肉は身体を動かすエンジンです。

それはアクセルとしても働きますが、同時にブレーキとしても働きます。


アウターマッスルとは一般的に身体の外側にある大きな筋肉のことで、

強いパワーを発揮します。

この強いパワーがうまく使われれば良いのですが、時に身体を拘縮させてしまうこともあります。

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一方、インナーマッスルは身体の中側になる筋肉で、関節を支えたり、ねじり動作や細かい動きを制御しています。

身体の中にあり細かいので意識しにくいため、うまく使えていないことが多いです。

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「インナーマッスルは使って、アウターマッスルはリラックス」というのは、

ヨガだけでなく日常生活にも大事な感覚です。

良い姿勢を保つ時に、インナーマッスルを使います。

アウターマッスルに頼ると、動きが固くなったり、多くのエネルギーを使う分疲れやすく、

結果として姿勢を保ちにくくなります。


図で示したような、インナーマッスル、つまり身体の中(中心)の方を意識して、

アウターマッスルはなるべくリラックスした状態をキープしましょう。



日常生活をより良い姿勢でよりしなやかにする練習として、ヨガは効果的とも言えますし、

ヨガのポーズを高めたい方は特に日常から意識しましょう。(自戒を込めて。)



今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。

皆様がより健康で快適にいられますように。


大森 剛 / OMORI TAKESHI