◎いろいろとその重要性が分かってきた大腰筋を、ではどう鍛えるか、という方法。


コンディショニング・トレーナー大森です。

最近のパーソナルセッションでは、みなさんに「大腰筋」が使えているかどうかチェックをしてもらっています。

まあ、マイナーな筋肉ですしインナーマッスルでもあるので、

なかなか意識して使うことは難しいです。

むしろ、そこに筋肉があることを感じることができない、が普通です。

しかし、大腰筋が少しでも意識ができて、使えるようになると、様々な動き、姿勢が改善されるので、

分かりにくいのだけども、少しでも分かるようになるために、みなさまには頑張っていただいています。


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今回は、その大事な大腰筋をどうやっていしきできるようになるのか、そのトレーニング方法のお話しです。



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筋肉を意識できるようになるには、また意のままに使えるようになるには、

それが大腰筋であろうと、他のどの筋肉であろうと、トレーニングが必要です。


練習、といった方が良いかもしれません。

筋肉は動かすことで刺激を感じ、それを脳が受け取ることで、初めて意識できるからです。

頭で分かっただけでは、動けません。

むしろ、動くからこそ頭で分かるのです。


というわけで、身体を動かして身体で感じて身体で覚えましょう。



トレーニングのルールはシンプルで「筋肉の両端を近づける」です。


大腰筋は腰椎から大腿骨の付け根内側についていますので、

例えば、座った状態で「腰を反らしつつ」「腿の付け根を引き寄せる」で、大腿骨が使われます。


↓図①、準備。身体は寝かせた方が楽になります。
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↓図②、腰を反らしつつ、腿を上げます。
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ここでの注意点は、脚よりも腰に意識を向けます。

脚を上げるよりも、腰を反る方が難しいので、腰をメインにいしきしましょう。

※腰に負担が強い場合は、片脚ずつにするか、上体を寝かせた状態で行ないましょう。


また、注意点なのですが、

下記の図③のように、腰を寝かせると、脚が簡単に上がりますが、

それでは大腰筋を使うことにはなりませんので、注意が必要です。

↓図③、簡単ですが、意味が変わってしますのでNGです。
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このエクササイズをしっかり行なうことで、

・腰椎と脚の安定=姿勢の安定
・下腹部の引き締め
・ヒップアップ

などの効果が得られますよ。


ぜひお試しください♪



今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。

皆様がより健康で快適にいられますように。


大森 剛 / OMORI TAKESHI