◎心肺機能向上実験、はじめてみました。TABATAプロトコルの実践。



2年ほど前にフルマラソンで3時間42分(くらい)を出して以来、まったく更新ができていない、コンディショニング・トレーナー大森です。

その間に、恥ずかしながらいろいろと身体の故障をしていまして、

同時に自分自身の身体と向き合う期間となり、

結果的にはかなり勉強ができたと前向きに捉えてはいるのですが、

とはいえ、そろそろ何か客観的な評価も何か得たいと思い出しました。

タイミングよく、同僚に来季のマラソンで競うことになったので、

いろいろ実験しながら、フルマラソンタイムの更新を狙いたいと思います。


というわけで今回は、TABATAプロトコルによる心肺機能向上実験のお話です。


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まず、一般的にマラソンを早く走りたいのであれば、マラソンをすべきです。

特異性がありますので、長距離を走らなければ長距離は早くなりません。


しかし、正直、長距離をしょっちゅう走っている時間の確保が難しく、

また、せっかくなので別の(でも理にかなった)アプローチをしてみようと考えました。


そこで採用したのが、

『TABATAプロトコル』

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※プロトコル(protocol)は手順、方法の定義、といった意味。つまり、田畑さんの手順。( ̄▽ ̄)



ティップネスのスタッフ時代に「ボディチェンジ」というパーソナルトレーニングプログラムで学んだ手法ですが、

昨年、そのメソッドを開発した方が自ら本を出しまして、すぐに買っていました。



余談ですが、

現在のパーソナルセッションでも、運動量を上げたい方、エネルギー消費量を上げたい方には、このプロトコルを実施しています。

(その方の体力レベルに合わせて、どんな種目をどのように行なうかが、腕の見せ所です。笑)



この本にはけっこう専門的な生理学的理論が書かれていて、なかなか難しい内容なのですが、

とても勉強になります。


先ほどの「ボディチェンジ」のセッションを過去に多く実施しましたが、

正直「痩せる」かどうかは、その方の食生活やライフスタイルの影響も大きいので、人それぞれでしたが、

一方、定期的に実施した方、全員が「タフになる」結果を得られました。

その理由もこの本を読んで理解できました。


この本にも書いてありますが、本来TABATAプロトコルは「最大酸素摂取量の増加」を目的にしています。

結果的に体力が付き、日常生活での活動量が増えることで、日常的にエネルギー消費が増えて、

結果的に痩せる、ということは起こります。



話を戻しまして、

キーワードは「最大酸素摂取量」です。


例えば、同一の速度で歩いたり走ったりした場合、体重あたりの酸素摂取量には個人差がさほどないそうです。

しかし、最大酸素摂取量が多い人にとっては、摂取する酸素のように余裕があるので、

相対的に運動強度が楽になる、ということなんですね。


この「最大酸素摂取量」を最も効率的に高めることができるのが、TABATAプロトコルなのです。



というわけで、昨日からセルフTABATAプロトコルを実践し始めました。

正直キツイですが、たった4分なのでがんばります。



TABATAプロトコルの理論や、大森の実践結果は、たまにこのブログでも書いていきたいと思います。



そして!来季は3時間半を切れるようがんばります!



今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。

皆様がより健康で快適にいられますように。


大森 剛 / OMORI TAKESHI