◎【日曜日はヨガ・トーク!】脳科学的な意識と無意識の機能と、ヨガの執着についての関係を考える。



コンディショニング・トレーナー大森です。


今回は、脳科学的に考えると、「執着すること」が脳の機能を低下させる、というお話です。


脳科学的なお話しですが、ヨガにつながります。笑


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脳は、

意識下では、モノタスク(シングルタスク)=一度にひとつの仕事、

無意識下では、マルチタスク=同時にいくつかの仕事、

で働くそうです。


複数の処理を同時に行なうことをIT用語で「マルチタスク」と言いますが、

転じて、いくつかの仕事を同時に行う人のこともマルチタスクと言うそうです。


ところが、上記の通り、本来の脳は意識してマルチタスクはできないようになっているらしく、

無意識下にあるマルチタスクから随時情報を引き出して処理をしているそうです。


意識的にマルチタスクをしようとしても、脳の疲労が大きく、あまり良くないという話もあります。

やはりひとつに「集中」することは大切みたいです。



そんな話を聞きながら、ヨガ哲学にある

「ヴァイラーギャ(離欲、無執着)」を思い出しました。



何かに集中することは大切です。

しかし、それに執着してしまうと、他のものが見えなくなります。

それは、無意識下のマルチタスクの機能を邪魔することなのかもしれないと思いました。



集中をする、ということは、他のものに執着しない、囚われないことです。

執着する、ということは、ある対象に囚われてしまうことです。

いずれの場合も「自由でありたい」のがヨガなので、

囚われない、執着しないようになりたいものです。



執着しないことが、脳科学的にも、自分自身の脳の機能を高まることになると分かれば、より良い集中ができそうですね。

脳科学的の知識とヨガマインドで、忙しい毎日をすこしでも快適に過ごしたいですね。(^-^)

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今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。

皆様がより健康で快適にいられますように。


大森 剛 / OMORI TAKESHI