◎とにかく、アウターマッスルで固めたくないのです。


最近、体幹のインナーマッスルの内側の力(インナーパワー)と、
アウターマッスルの外側への力(アウターパワー)の力の流れに注目している、
コンディショニング・トレーナー大森です。



今回は、特に「アウターマッスル」の働きについてのお話です。


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アウターマッスルは、身体の表面についている筋肉。

ボディビルダーさんのゴツゴツした部分は、アウターマッスルですね。

ちなみに「皮下脂肪」は筋肉の上にあるので、皮下脂肪が多い人は筋肉のラインは見えにくくなります。



インナーマッスルと違い身体の表層にあるので、インナーマッスルと比べ筋肉が大きくなりやすく、

(インナーマッスルが大きくなるにはアウターマッスルを押しのけなければならないので、現実的ではありません。)
(また、インナーマッスルはアウターマッスルと協動するので、それ自体がそこまで大きくなる必要もないかと思われます。)

大きい筋肉ほど力は強いので、アウターマッスルは基本的に強い筋肉と言えます。



前回のブログにも書いたのですが、


アウターマッスルは、

・高強度の関節支持
・高強度の筋出力

を担当する部分と言えます。


走ったり泳いだりする時は、アウターマッスルが大きく動いて身体を動かします。

一方、何か重いものを持つ時、アウターマッスルは身体を支持するために強い筋収縮で全身を固めます。



良し悪しではなく、それぞれが大事な役割なのですが、

大事なポイントは、

1.人間は動物であり「動く」ことが基本。

2.身体を支えるための筋収縮は必要だが、それをずっと発揮していると動けない。

3.つまり、身体を支えるための筋収縮は一時的なもので、基本的には身体を動かすための筋発揮をする状態でいたい。

というところです。



日頃、歩いていても座っていても、肩や腰のアウターマッスルが頑張って身体を支えていませんか?

それ、インナーマッスルの仕事です。


アウターマッスルは強いですが、強い分エネルギーを使うので疲労しやすく、

弱くなり萎縮してしまいます。

→肩こり・腰痛の出来上がりです。(^_^;)



とにかく、アウターマッスルで固めたくないのです。


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固くなったら、まあ、転がることはできますが。(^_^;)



次回、対策としてのインナーマッスルの使い方を書きたいと思います。



今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。

皆様がより健康で快適にいられますように。


大森 剛 / OMORI TAKESHI