ビブラムファイブフィンガーズを使うことは、足の使い方について考えること。


ビブラムファイブフィンガーズ好きなコンディショニング・トレーナー大森です。

に引き続き、

今回は
「ビブラムファイブフィンガーズ」と
「シューズのクッション」と
「足の使い方」
についてのお話です。


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今の自分に気づき、
これからの自分をつくる靴。



良いキャッチコピーですね!

「靴」をそのまま「トレーニング」に置き換えて使わせて頂きたいくらいです。笑

大森がトレーナーとして提供する商品であるトレーニングも、そうありたいと感じました。



さて、ビブラムファイブフィンガーズですが、
この靴にはクッションがありません。

「足袋(たび)」のように薄っぺらです。

しかしその靴底を支えるのは、多くのアウトドアシューズに採用されている「ビブラム・アウトソール」です。

地面のゴミや小石や小さなガラスの破片など程度であれば問題ない高性能なアウトソールです。



では、他の多くの靴にあり、ビブラムファイブフィンガーズに無い、

「クッション」の問題です。

「足を守る」機能は、どれだけ必要なのかを考えます。



ビブラムファイブフィンガーズの主張は、ハイテクな靴に守られて、足が弱くなっている、というところです。

一方、クッションがあることが、靴の前提になっている人は、足のケガを心配します。



はい、どうやら「ケガを防ぐ」という目的は同じようですね。

その手法が真逆になってます。

面白いことですね。



前回のブログでも書きましたが、

「何のためにするのか?」

これを忘れないようにしましょう。



筋力や体力といった身体のパフォーマンスを高めるのであれば、足も鍛えようと思うのは当然のことだと思います。

また、クッションに頼らないことで、確実に足の感覚は高まります。

筋力だけでなく、神経系のトレーニングにもなるということです。

身体を支える足の感覚を高めることは、身体を支える感覚を高めることにつながるのは、何ら不思議なことではありません。

ビブラムファイブフィンガーズの利点は、足の機能を高める。

これは間違いないです。


しかし、支えが弱いのは間違いありません。


野球選手が、素手でボールを扱ったら手が持たないのでグローブを使うように、

サッカーやラグビーなどのフィールド競技の人がフットワークのためにシューズを履くように、

人間の身体を鍛えるだけではとても追いつけない、あるいは非効率なことはたくさんあります。

足の裏の皮膚では耐えられない摩擦や、骨の構造だけでは支えきれない衝撃もあります。

そんな時は、しっかり身体を、足を守ってくれるシューズが必要になる、ということです。

クッションが必要であれば、クッションのあるシューズを選ぶべきです。


良し悪しではなく、用途が違います。

何をシューズに求めるのか?

そこをしっかり考えましょう!



好き嫌いとか、先入観で決めつけては、それは大げさでなく、人間の可能性を制限してしまうことになると思いますよ。



追記。

2016/02/17(水)から2016/02/21(日)まで、原宿にポップアップショップを開いているみたいです。

試しばきもできるはずですし、詳しく説明してくれると思いますので、ぜひ試してみてください。

素足に近い気持ち良さを感じられれば、きっと「向いて」います。笑

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今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。

皆様がより健康で快適にいられますように。


大森 剛 / OMORI TAKESHI