◎足の裏の本来の機能を使うビブラムファイブフィンガーズの使い方を考えます。


ビブラムファイブフィンガーズ好きなコンディショニング・トレーナー大森です。

今回から通常モードに戻ります。笑

今回は、お客様から大森がいつも履いているビブラムシューズの質問があり、それについてお答えしたお話です。


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裸足に近いビブラムファイブフィンガーズは、5本の指が自由に動き裸足と同じ開放的な気持ちよさを感じる事ができます。



日本では昔からある「足袋(たび)」が5本ゆびになり、靴底がしっかりしたゴムになっているもの、といつも大森は説明しています。

クッションはありません。

ペラペラです。

だから、良いんです。( ̄▽ ̄)


このブログでも何回か「ビブラムファイブフィンガーズ」について書いてますね。笑




さて、個人的にはかなりオススメなのですが、

しかし、その特性をキチンと知らないと、逆に足を痛めるリスクもあります。


トレーニングと同じで、むやみに重いものでトレーニングしたらケガをする、と同じ事です。

「何のためのものなのか」

を、何事もですが、理解しましょう。



ポイントは「裸足感覚」です。


足の裏の構造は、そもそも身体を支え、歩き、走れるようにできています。

しかし現代人の足の裏は、あまり歩かない、走らない、そして靴で「保護している」ので、弱くなっています。

結果、姿勢の崩れ、足のむくみ、疲れやすさにつながっているとされています。


ビブラムファイブフィンガーズは、クッション性を無くすことで、足が本来持つ機能を取り戻すことをコンセプトとしています。

体重を支え、走る衝撃を緩和し、地面の凹凸に敏感に反応して、身体を守る機能です。


筋力が落ちて姿勢が崩れ、ボディラインの崩れや肩こり腰痛が気になる身体から、
より活動的な身体を取り戻すために全身のトレーニングをするのと、発想としては同じですね。


トレーニングという発想なので、やり過ぎに注意です。

これを履いたら全てがうまくいく魔法の靴ではありません。

弱った足の裏のまま、ビブラムを履いていきなりフルマラソンを走ったら、足の皮は剥けて、関節や筋肉がボロボロになります。


これ、靴が悪いんじゃあないんです。

負荷を見誤ったことが、原因です。



では、どうするか。

まず、短い距離を歩くところから始めます。

裸足感覚はとても気持ち良いので、歩くことが新鮮に感じます。

しかし、思ったより疲労は早く来ます。

トレーニングと同じですから、オーバートレーニングにならないうちに、止めましょう。

そして、また次の日に歩けば良いのです。

これもトレーニングと同じですから、適応性が生まれ、少しずつ歩くのが楽になります。

そしてやがてジョギング→ランニングとできるようになります。



繰り返しになりますが、

何のためにするのか?

これを忘れないようにしましょう。



ビブラムは裸足感覚が得られます。

つまり、足の裏の感覚を意識しましょうということです。

いつものシューズと同じように履いていたら、いつもとシューズと違い過ぎて違和感だけになるでしょう。

それで合わないと思ってしまったら、もったいないです。


いつもと違うから違和感があるのは当たり前です。

違和感の中から、本質的な良さを感じることが、

足の裏に限らず、姿勢や身体の動き、本来の機能を取り戻し高めるために必要なセンスだと思っています。



「不快」はNGですが、違和感はOKです。



書くたびに書きたいことが増えるので、続きます。(^_^;)




追記。

今日(2016/02/17水曜)から週末(2016/02/21日曜)まで、原宿にポップアップショップを開いているみたいです。


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今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。

皆様がより健康で快適にいられますように。


大森 剛 / OMORI TAKESHI